左からダニエル・ラドクリフ、ルパート・グリント、エマ・ワトソン(2001年) Photo: Shutterstock左からダニエル・ラドクリフ、ルパート・グリント、エマ・ワトソン(2001年) Photo: Shutterstock

俳優のルパート・グリント(34)が、映画『ハリー・ポッター』シリーズで、ロン・ウィーズリーを演じた時のことについて、本音を語った。

ルパート・グリントといえば、『ハリー・ポッター』シリーズで、主人公ハリー・ポッターの親友の一人ロン・ウィーズリー役を演じ、世界的スターとなった。

そんなルパートだが、同シリーズの撮影では、ある葛藤があったようだ。

先日、Bustle誌のインタビューに応じたルパートは、激しい撮影スケジュールと、自分のキャラクターがどこで終わり、自分の人格がどこで始まったのか区別するのに苦労したことを明かした。

幼い頃から約10年にわたりロン役を演じてきたルパート。同シリーズが終了する頃には、自分とロンの「境界線が曖昧になっていた」と語っている。

「映画の中で、僕たちはひとつになった。最後には、僕は自分自身を演じていたんだ」と説明し、ロンが「第2の名前」になったと付け加えた。さらに、「もし誰かが僕のことをロンと呼んだら、僕はそれに応じるんだ」と明かした。

『ハリー・ポッター』シリーズは映画史に残る大ヒットを記録し、現在も世界中にファンがいるが、ルパートと共演者にとってその撮影スケジュールは圧倒されるほど多忙だったようだ。

「1年中撮影をして、残りの時間はプロモーションをするという、とても息苦しかったね」と当時を振り返った。

また、シリーズの撮影が終わるころには、もう休みたいと思うようになったという。「でも、いい時期に終わったと思う。もし、このまま続けていたら、下降線をたどっていたかもしれないしね」と、率直な思いを語った。

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