ミスター・ビースト Photo: Chelsea Lauren/Shutterstockミスター・ビースト Photo: Chelsea Lauren/Shutterstock

世界トップYouTuberのミスター・ビーストが、視覚障がい者を支援する動画を批判する人々に反応した。

1月28日(土)、1億3000万人のチャンネル登録者数をほこる人気YouTuberのミスター・ビーストは、盲目、もしくは弱視を抱えながらも、十分な治療を受ける余裕がない1000人の人々に、自らが費用を負担して白内障手術を受けてもらうという動画を投稿した。

この動画では、盲目者、視覚障がい者らの手術の様子や、目が見えるようになる姿が収められており、ミスター・ビーストの行動に称賛の声が多く寄せられた。

多くの人が感銘を受けたこの動画だが、一部からは批判の声もあがっている。

あるツイッターユーザーは、「なぜ治る失明が存在するのか理解できない。そしてなぜ政府は援助しないの?純粋に経済的な観点から考えても、人々が再び働けるようになることで税金が発生しないことを理解するのは難しい」と投稿。

他にも、「みんなミスター・ビーストをまた褒めてるの?この男はカネのために貧困ツーリズム(貧困地区の訪問を伴う観光の一種)をやっている。もし、彼がわざわざ自分のプラットフォームを使わずに、その人の医療費を(宝くじ方式で)支払う場合ならそうすべき。それで利益を得ているだけだ」と、結局は自身の利益のためだといった批判のコメントも投稿されている。

これらの批判に対し、ミスター・ビースト本人が反論した。

ミスター・ビーストは自身のツイッターで、「(この動画によって)意識を高め、多くの人々がこのことを話すようになった。利益だって?去年、僕の動画は年間で150万ドル(約2億円)の損失を出したんだよ(笑)」と、利益目的でやっているわけではないと強調。

さらに、「ツイッターへ、金持ちの人たちは、自分のお金で人々を助けたらいい。僕は人々を助けるために自分のお金を使い、死ぬ前に僕は財産のすべてを人々に与えると約束する。1円残らずさ」と、お金に対しての執着はなく、これからも人々を助けるために使うことを約束した。