セレーナ・ゴメス Photo: Matt Baron/BEI/Shutterstockセレーナ・ゴメス Photo: Matt Baron/BEI/Shutterstock

セレーナ・ゴメスがファンからの心配の声に応えている。

女優・歌手として活躍するセレーナ・ゴメスは1月初旬、自身のTikTokアカウントを更新。メイク落としからスキンケアまでのルーティンを紹介した(この動画は現在削除されている)。

動画にてセレーナは、顔にクレンジングをぬったあと、やわらかいタオルで顔を拭ったり、専用リムーバーをしみこませたスポンジで目元のメイクを落としたりする姿を見せてる。

このスポンジを持つ手が、わずかにふるえているように見える場面があり、一部のファンから「大丈夫?」と心配する声が上がっていた。

すると1月25日(水)、セレーナ自らがこの声に反応。「私はループス腎炎の治療薬のせいで、たまにふるえることがあるの」とその理由を明かし、「それから、私の免責事項も読んでおいてね。プロじゃないんだから」とけん制している。

セレーナは2014年、「ループス腎炎(全身性エリテマトーデス)」の診断を受けている。

「ループス腎炎」は、自分の細胞を攻撃する抗体が生じることにより、さまざまな臓器に炎症などが現れる膠原病(こうげんびょう)の一種を指す。「ループス腎炎」は、腎機能に障害が起こることがあり、セレーナは2017年に腎臓を移植する手術を受けている。

2022年にアップルTV+にて公開されたドキュメンタリー映画『セレーナ・ゴメス:My Mind & Me』でも、セレーナはこの病気について語っている。

2020年に再発したというループス腎炎についてセレーナは、繰り返される関節痛について「若い時以来、感じたことのない感覚」と表現し、「朝、目が覚めると、とにかく痛くて。すぐに涙が出てきてしまうの」とそのツラさを明かしていた。

ループス腎炎だけでなく、双極性障害の診断もされたことがあるというセレーナ。しかし、彼女は自らの人生を健康との闘いだけにささげるつもりはなく、そんな自分自身を受け入れ、愛していくという。

ドキュメンタリーの中でセレーナは、「病気は友達のようなものだと思ってる。私が私であるために、私であり続けるために、経験しなければならないことだった。それでも、私は幸せ。おだやかな気持ち。怒ることもある。悲しむことも。才能であふれていることも。疑う気持ちばかりもってしまうことも。まだまだ未熟だと思うことも。これで満足だと思うことも。それでいい。それがセレーナ」と現状を受け入れていることを打ち明けている。