オースティン・バトラーと、ヴァネッサ・ハジェンズ(2018年) Photo: Startraks/Shutterstock
映画『エルヴィス』(2022)で、伝説の歌手エルヴィス・プレスリーを演じた俳優のオースティン・バトラー(31)が、あの元カノへ感謝の思いを語った。
映画『エルヴィス』で、エルヴィスを演じその演技が高く評価されているオースティン・バトラー。先日の「第80回ゴールデン・グローブ賞」でみごと映画部門の主演男優賞を受賞し、3月12日に開催される映画の祭典「第95回アカデミー賞」でも主演男優賞にノミネートを果たしている。
そんなオースティンがエルヴィス役をゲットするまでには、ある人物の大きな後押しがあったようだ。その人物こそが、オースティンが2011年から2020年にかけて交際した元恋人で女優のヴァネッサ・ハジェンズだ。
ロサンゼルス・タイムズ紙とのインタビューの中でオースティンは、エルヴィス役を実現させていったのは、ヴァネッサであったと明かしている。
「僕たちは長い間一緒にいて、そして彼女はある種の透視能力を持っているんだ。だから僕は本当に、彼女が僕のことを信じてくれたことにとても感謝しているんだ」と明かし、さらにその人物がヴァネッサであることを認め「その通りだ。その時はパートナーと一緒だったんだ」とコメントした。
オースティンといえば、最近おこなわれた米The Hollywood Reporter誌のラウンドテーブル・インタビュー(座談会)でも、エルヴィス役を演じるまでのプロセスの中で、ヴァネッサの存在があったことを明かしている。
「みんなからいつも僕に、『何年前ぐらいから自分がエルヴィスに似ていると思っていたの?』と聞いてきたんだ。そして僕は『エルヴィスにそんなに似ているとは思ってないよ』と答えるんだ。そんなこと考えたこともなかった。でもバズ(・ラーマン監督)がこの映画作るって聞く前の月に、“友人”とクリスマスのイルミネーションを見に行ったとき、ラジオからエルヴィスのクリスマス・ソングが流れてきたんだ。それで一緒に歌っていたら、友人が僕を見て、『あなたはエルヴィスを演じなきゃいけない』と言ったんだ。僕は『ああ、そんなの無理だよ』と言ったんだ」と、ヴァネッサが後押ししてくれたエピソードを「友人」という言葉を使って明かした。
その後もヴァネッサはオースティンに対し、エルヴィス役を得ることについて「私は真剣よ。どうしたら脚本の権利を得られるか考えてみて」と提案してきたという。
そしてオースティンは見事オーディションを勝ち抜き、エルヴィス役をゲット。世界中から称賛を浴びるほどの名演技を披露した。オースティンとヴァネッサの恋愛関係は終わったが、オースティンは当時ヴァネッサが後押ししてくれたことを今でも深く感謝しているようだ。
オースティン・バトラーが主演男優賞にノミネートされている「第95回アカデミー賞」は、WOWOWにて3月13日(月 ※日本時間)に生中継される。