ジャスティン・ロイランド Photo: Erik Pendzich/Shutterstock
米ケーブルテレビ「カートゥーン・ネットワーク」の夜間放送を担当する「アダルト・スイム」が、ジャスティン・ロイランドとの契約を解除したことがわかった。
1月24日(火)、アダルト・スイムは公式ツイッターに声明を発表。家庭内暴力で起訴されたアニメクリエイターであり声優のジャスティン・ロイランドと、ビジネス関係を終了したことを明らかにした。
ロイランドは人気アニメ「リック・アンド・モーティー」の共同原作者として知られ、自ら主人公リックとモーティーの声をつとめていた。
「リック・アンド・モーティー」はアダルト・スイムで放送されており、今後についてアダルト・スイムは、「『リック・アンド・モーティー』は継続されます。才能にあふれ、献身的なスタッフが現在、シーズン7に向けて懸命に動いているところです」と述べている。
The Hollywood Reporterによると、ロイランドが声を演じていたキャラクターの声優は、再キャスティングされる予定だという。
今月中旬、ロイランドは過去に同居していた女性に対する脅迫、詐欺、暴力、体罰、不法監禁の罪で起訴されており、現在公判を待っているところだ。秘密保持命令により、裁判の詳細は明らかになっていない。
これらの罪に対し、ロイランド側は強く無罪を主張。彼の弁護人は「ジャスティンは無実であるだけでなく、地方検事局が証拠をしっかりと調査すれば、この問題は却下される方向に進むと信じている」と語っている。
「リック・アンド・モーティー」は、マッドサイエンティストとその孫が異次元へ旅する中でドタバタを繰り広げるSFアニメで、2013年からカートゥーン・ネットワークの夜から早朝にかけての放送枠「アダルト・スイム」で放送されている。
日本ではネットフリックスが配信しており、昨年にはシーズン6が公開された。