左からウィリアム皇太子、ヘンリー王子、メーガン妃、キャサリン妃 photo : Shutterstock
ヘンリー王子とメーガン妃の視点から、2人の人生の一部に焦点を当てたドキュメンタリー「ハリー&メーガン」。暴露的内容を含むこのドキュメンタリーだが、ロイヤルファミリー側は同作の「信用を落とそうとした」と監督が告白した。
「ハリー&メーガン」は昨年12月8日よりネットフリックスにて配信が開始された、英ヘンリー王子とメーガン妃のドキュメンタリー番組。前半の3エピソードはヘンリー王子とメーガン妃のなれそめや交際中のエピソード、後半はロイヤルファミリーの内部事情や王室離脱などに焦点が当てられ、これまで世間が知らなかったエピソードが語られた。
同作で監督をつとめたリズ・ガルバスは今回Vanity Fairのインタビューに登場。そこで「私たちはバッキンガム宮殿(ロイヤルファミリー側)にきちんとコメントを求めたのに、向こうは“求められていない”と主張した。彼らは、私たちの信用を落とすためにそうしているのです・・・。私たちの信用を落とすことにより、作品の信用を落とそうとした。『鏡の国のアリス』のような瞬間をいくつか経験した」と、ロイヤルファミリーがドキュメンタリーの信用を落とそうとしたと語った。
同ドキュメンタリーの冒頭には、「ロイヤルファミリーのメンバーは、この番組の内容についてコメントを拒否しています」とのテロップが表示されている。ところが情報筋が米ピープル誌に対し「ロイヤルファミリーのメンバーも英国王室も、さらにウィリアム皇太子のケンジントン宮殿側も、この番組の内容についてコメントを求められていない」と語り、拒否する以前に、そもそも連絡すら来ていないと明かしており、両者の意見は真っ向から対立している。
さらにガルバス監督は「人々はハリー王子とメーガン妃のことについてのニュース読むときはとても満足している。でもいざ本人たちが話し出すと、突然問題となる」と話す。「誰もドキュメンタリーを見ることを強制されてるわけではない。ヘンリー王子夫妻は自分たちの視点から物語を語る権利がある」と、夫妻を擁護した。