また、参加資格が芸歴10年以内に大きくリニューアルした2021年の『R-1グランプリ』からは、書き下ろし楽曲『バレる!』が大会テーマ曲となっていて、出囃子にも使用されている。

 Creepy Nuts(R-指定)はどうしてこうも、お笑い賞レースにハマっているのか。それは2人が芸人に影響を受けているヒップホップユニットだからかもしれない。

 R-指定は『山里亮太の不毛な議論』(TBSラジオ)、DJ松永はニッポン放送『オードリーのオールナイトニッポン』リスナーであり、さらに山里と若林のユニット『たりないふたり』にも影響を受けていることを公言。2016年に2人で初めて製作した楽曲のタイトルは『たりないふたり』。これが山里と若林の耳にも入り交流が始まったという。

 2018年にはヒップホップ好きの若林が『オードリーのオールナイトニッポン10周年全国ツアー』のテーマソングを依頼し『よふかしのうた』が生まれた。

 さらに2019年『たりないふたりの』イベント『さよなら たりないふたり ~みなとみらいであいましょう~』では正式に依頼されて『たりないふたり さよならver』を新たに書き下ろしている。

 Creepy Nutsは他にも、有吉弘行、ダイアン、霜降り明星など芸人のラジオを多く聴いているようで、ラジオ、芸人好きの一面は曲づくりに多大な影響をあたえていそうだ。

 ヒップホップとお笑いのかっこよすぎるコラボ、今後も続いて欲しい。