「朝日にはもう一冊『AERA』という週刊誌もあり、88年創刊と歴史が浅いのはそちら。週刊朝日とAERAと合併して新しい雑誌を作るという話もあったようですが、AERAの売り上げも週刊朝日と似たようなもので、その話は立ち消えになりました。AERAが残ったのは、AERAのほうが読者が若く、ウェブサイトの『AERA dot』がうまくいっているので、その影響もあるようです。

 社内では週刊朝日の惨状は知られていましたが、休刊になるなら『サンデー毎日』のほうが先だと見られていました。“サン毎”の発行部数は週刊朝日より少なかったからです。ですから、週刊朝日の休刊が発表された時は、みな口々に『サンデー毎日より先なんて……』とこぼしていましたよ。サン毎は受験情報が充実しており、固定読者がいるのが強みだったのでしょう」(同上)

 いずれにせよ、新聞系週刊誌は風前の灯火。「AERA」vs「サンデー毎日」、最後まで生き延びるのはどちら?