ビヨンセ
人気歌手ビヨンセが5年ぶりにパフォーマンスを披露し話題になっているが、一部からバッシングの声があがっている。
現地時間1月21日(土)、ビヨンセは、ドバイの高級ホテル、「アトランティス・ザ・ロイヤル(Atlantis The Royal)」のオープンを記念して行われたプライベート・コンサートでヘッドライナーを務めた。
1時間にわたるステージでビヨンセは豪華な衣装を身にまとい、多くの女性ダンサーたちを引き連れ、「Crazy In Love」「Halo」「Drank In Love」といったヒット曲を披露。またステージには娘のブルー・アイヴィーも登場し、親子共演を果たした。
ビヨンセはこのパフォーマンスでなんと2400万ドル(約31億円)を手にしたとされ、経済誌「フォーブス」は、ラグジュアリーなプライベートイベントで一番稼いだアーティストになったと伝えている。
5年ぶりとなるステージを披露したビヨンセだが、ビヨンセがこのオファーを受けたことをバッシングする声もあがっている。
アラブ首長国連邦(UAE)の一部であるドバイは、7つの地域からなる中東の国であり、同国には「同性愛」を禁じる規則がある。そういった国でビヨンセが仕事を受けたことを一部のファンは不快に思っているようだ。
音楽ジャーナリストのアビゲイル・ファースは、ビヨンセの最近の作品は「LGBTQ文化に恩義がある」と語り、「彼女にとっては、本当に見当違いの選択だったようです。彼女は億万長者であり、こんなことをする必要はなかったし、お金も必要なかった。そのことが、反発を招いているのでしょう」と、お金目的でオファーを受けたのではないかという部分についても指摘している。
2022年のFIFAワールドカップを開催した近隣のカタールも同様の法律を設けていることから、LGBTQの人々への態度、人権、移民労働者の扱いなどが批判されていた。