「ファザコンの女性」ってどんなイメージですか?わかるようなわからないような…といったところでしょうか?この記事では、ファザコン女性の特徴と恋愛傾向に触れていきます。自分の好きな女性がファザコン傾向あり!の男性や、自分がファザコン自覚あり!の女性も必見ですよ。

ファザコンの意味をおさらい!どんな特徴と恋愛傾向があるの?

「ファザコンとは?」と聞かれて、あなたはすぐに答えられますか?

ファザコンとはファーザー・コンプレックスの略で、「父親に対して強い想いをもっている子ども」の意味があります。大体は娘に対して使われます。

ファザコンはマザコンの対極の意味と捉えられることがありますが、根本的な意味はちがいます。

マザコンが息子と母親の強い愛情による結びつきを表すのに対して、ファザコンとは愛情による結びつきだけを表すものではありません。

女性が幼い頃、父親から愛情やいいイメージを十分に受けられなかった場合、父親にネガティブな執着心を抱くことがあります。

このことから、ファザコンは男性に父親としての役割を求める意味が強いと言えます。

今回は、そんなファザコン女性の特徴と恋愛傾向、そしてそこに至る心理についても解説していきます。

ファザコン女性の特徴や心理を知れば、なぜそう思うのか、どう付き合っていけばいいかが見えてくるかもしれませんよ!

ファザコンになる女性の特徴1

【父親と出かけることを厭わない】

幼稚園・小学生の頃は、パパとお出かけするのが楽しみでしょうがなかったのに、中学校に入って思春期を迎えたとたん、「パパと出かけるなんて冗談じゃない!」という心理になってしまった…。

世の大半の女性が「うんうん、わかる~」とうなずきたくなる心理の変化ですね。ついでにパパの匂いも受けつけなくなったという女性も多いと思います。

ファザコンと称される女性は、幼稚園・小学生の頃と同じく、食事やショッピングにと、パパと出かけることに抵抗がありません。たとえ彼氏がいたとしても、パパと出かけることを優先させることすらあります。

ファザコン女性としては、「え、そんなものじゃないの?」とあっけらかんとしたものです。彼氏よりパパと出かけることが、心底楽しいんですね。

ファザコンになる女性の特徴2

【他人である男性に頼りがち】

実際はどうであれ、幼い頃に見る父親の姿は、悪の手から守ってくれるヒーローのように感じるものです。

自分が困った時には、いつでも手を差し伸べてくれるし、何でも言うことを訊いてくれる。それこそ父親以上に頼れる男なんて、この世に存在しない!ぐらいの勢いだったかもしれません。

成長すると、父親もひとりの弱い人間で、何でもできるスーパーマンでないことがわかってきます。それでも強い父親へのあこがれが消えず、無意識下で他人である男性に頼ってしまうのです。

男性が女性に頼られることを、まったく苦にしていないのであれば、まさにフィフティーフィフティーの関係と言えます。

ファザコンになる女性の特徴3

【話題は父親の話が中心】

ファザコンでない女性であれば、父親の話題と言えば「きもい~」「うちの父親ホントうざい!」など、けなすことが中心です(笑)それはそれで愛情の裏返しと言えるのですが、ある程度話すと、父親テーマの話題は消え失せます。

ところが、ファザコン女性は、口を開けば父親を賛美するような話題をくり広げます。

友達だろうが彼氏だろうが関係ありません。「うちのパパは本当優しいし、カッコいいし…」など、とにかく脳内にステキな父親が刷り込まれているかのように、父親のことを話してしまうんですね。

彼氏としては、はっきり言っておもしろいはずがありません。「それって、自分と比べてる?」と感じてしまう危険性も。「でも、いちばん好きなのはあなたよ♪」と、機転を利かせて言ってあげれればいいのですが。

ファザコンの特徴と恋愛傾向!ファザコンになる女性の心理は?
(画像=『lovely』より引用)

ファザコンになる女性の特徴4

【同学年の男性は子どもにしか見えない】

ファザコン女性にとって、父親像が王子様やヒーローであればあるほど、同学年の男性は子どもにしか見えません。むしろ、同学年の男性と父親が、同じラインに並ぶことこそがおかしいんですけどね。

「自分のために何でもしてくれる」男性なんて、極論を言えば、父親以外にあり得ません。

ファザコン女性は、父親にとって代わるような王子様的男性を求めているのに、気を引こうとわざと意地悪する、ちょっかいを出す男性なんてお話にならないのです。

もし、なんらかの事情で非常に大人びた同学年の男性が存在すれば、話はまた違ってくるのですが…いそうでいないのが困ったところです。

ファザコンになる女性の特徴5

【男性に対する理想が高い】

理想の異性のタイプは、姿形がはっきりしないにしても、だれの心の中にも存在すると思います。ファザコン女性に「理想の男性とは?」と投げかけると、明確に答えが返ってくる代わりに、「そんな男いる!?」と思わずツッコみたくなることがあります。

まさに無償の愛情をもらい続けた、ファザコンパワーの成せることです。

「自分のことをわき目もふらず愛してくれるのが当然」とばかりに、その理想を父親以外の男性に押しつけるんですね。

愛情をもって彼氏・彼女の関係を築くには、おたがいのたゆまぬ努力が必要不可欠です。高い理想を追い求める前に、まずはそのことを学ぶ必要がありますね。

ファザコンになる女性の特徴6

【わがままで小悪魔的キャラ】

幼い頃に自分を守ってくれる存在がいることは、後々の人格形成や性格に与える影響を考えると、とても大きなメリットです。自分を肯定的に捉えることができ、自尊心を高く保つ意味があります。

ただ裏を返せば、それらの性格は「自我が強くて、わがまま」という意味で捉えられることもしばしばです。ファザコン女性の場合は、その性格が表に出てしまってるんですね。

何でもしてくれる王子様的父親のおかげ?で、「甘えれば願いが叶う」心理になっているのでしょうね。

ただ、無愛想に頼る・頼むでは、たとえ父親と言えど、快く引き受けてくれるとは思えません。やはり女性に甘え上手なところがないといけないのです。

小悪魔的な魅力が身についた、と考えれば、男性の中には「いいね!」と思う人もいるかもしれません。

ファザコンになる女性の特徴7

【男性から父親のように愛されたい欲求強し】

「男性から愛されたい」とは、大なり小なり多くの女性が望むことです。女性の心理としては、やはり「愛するよりは愛されたい」というのが本音だと思います。

ファザコンであっても、その心理は同じです。ただ、それが「父親のように」というのが、意味が大きく異なる点です。

「父親にように愛されたい」とは、往々にして「無償の愛を捧げられたい」と同義語です。はたして、そんな無償の愛を捧げられる男性がそうそういるでしょうか?

夢みるのは自由ですが、「父親の代わりになるような男性は存在しない」ということを知ることが、人間として成長する第一歩になるのではないでしょうか?