一方、ジャニーズ事務所では丁寧に扱われるグループやタレントよりも、そうではないグループのほうが大ブレイクしやすいという傾向もある。

「たとえばかのSMAPなどは、完全に事務所内の“干されグループ”でしたが、当時の飯島マネージャーがそこを逆手に取って、バラエティ露出を増やしたことで大ブレイクした格好です。現在ジャニーズ内人気No.1のSnow Manだって、そもそもSixTONESと抱き合わせのような形でのデビューでしたからね。もちろん当時、滝沢秀明副社長の寵愛を受けていたものの、あくまでもSnow Manは“2番手”からのデビューであり、だからこそ形を選ばずメディア露出を増やしたことで、人気につながっていきました。

 逆に上層部の猛プッシュがあったのにブレイクしきれなかったケースとしては、ジャニー喜多川氏のスペオキだった中山優馬が代表的な例。また、Sexy Zoneの佐藤勝利もジャニー氏のスペオキでしたが、現在ではバラエティ露出が多い菊池風磨や中島健人のほうがブレイクしています」(音楽事務所関係者)