日本一の鞄のまち・兵庫県豊岡市に工房を構え、今年60周年を迎える羽倉は、2024年4月入学用ランドセルの受注を2022年12月27日(火)から開始している。
自分らしい色が選べる豊富なカラーバリエーション
羽倉は豊岡の地で昭和38年に産声を上げ、あらゆるカバンの全製作工程を担える技術力を培ってきた。「すべての工程を手掛けてこそのものづくり」をモットーに、納得できるランドセルを追求している。
性別などの固定観念にとらわれずにランドセルの色を選んでほしいと、毎年カラーバリエーションの見直しを行っている羽倉。2024年入学モデルは、豊岡の自然にインスパイアされた「はくらいろ」28色をラインアップ。季節を彩る花、空や山の織りなす風景など、豊かな自然との交感で生まれたオリジナルカラーだ。ランドセルの顔であるフラップ(かぶせ)に鋲がない「鋲なしフラップ(※)」のシンプルなデザインで、つるりとした一枚革に“色”の魅力が際立つ。
好きな色のバイカラーランドセルを仕上げられる「羽倉のオーダーランドセル」(牛革モデル)は、メインカラー24色・サイドカラー25色から選べる。バイカラーのバリエーションは24万通り以上と、さらに広がった。羽倉を代表するモデル「耐性牛革スタンダード」は全24色に、紳士服のウイングチップがモチーフの「耐性牛革ウイングチップ」は全7色と、いずれもカラーバリエーションを増やしている。
また「カラフルなランドセルを背負っているわが子のイメージが湧かない」という声を受け、2024年入学モデルのカタログには、学校や通学路などで子どもがランドセルを背負っている写真を多数掲載。「羽倉のオーダーランドセル」の組み合わせ事例も紹介している。
長く使用するための工夫やサービスも
職人が手づくりで仕上げる羽倉ランドセル。荷重が軽く感じられるようにランドセルを設計しており、2024年モデルでは、羽倉で最軽量の人工皮革モデルをさらに軽量化し、1,100g台を実現した。ショールームでは、体格に合わせて肩ベルトの調整などを行い、負担をかけずに背負える方法もレクチャーしている。
要望が多かった、ランドセルリメイクサービスも有償でスタート。職人が小さな傷や使い込んだ風合いも生かしながら、再び一緒に過ごせるかたちへとよみがえらせる。