当時、ネット上では「イジメにしか見えない」「テレビがこんな張り紙して、学校でマネする子どもがいないか心配」などと、演出への苦言が続出。

 翌週の同12日放送回でも、このキャンペーンは行われていたが、視聴者からの「イジメ」の指摘を受けてか、羽鳥アナが「『矢部さん、ハンデかわいそう』なんて声もありましたけど、強すぎるので、矢部さん、今回もハンデ戦やらせてください」「今日は矢部さんが強すぎるということで、ハンデ戦を展開してきました」などと心苦しそうに語るナレーションが番組随所に追加されていた。

 このように過剰演出がたびたび見られる「ゴチ」だが、1998年から続く長寿企画とあって、視聴者から「マンネリ」を指摘されることも少なくない。そのため、番組側も視聴者を飽きさせないよう工夫を繰り返し、時に“やりすぎた演出”に走ってしまうのかもしれない。

 最近も、世帯平均視聴率で2ケタを記録することが珍しくない「ゴチ」。新メンバーをじらす演出は話題性が高いが、“やりすぎ注意”ともいえそうだ。