ケヴィン・スペイシー
俳優のケヴィン・スペイシー(63)が、6月の性的暴行の裁判を前に、トリノの式典で生涯功労賞を受賞。物議を醸している。
ケヴィンは表彰されたことに「本当に祝福され、感謝している」と語った。彼はタキシードに身を包み、マスタークラスを行いながら、映画の発展に貢献したことを称えられた。彼は、1999年に製作された映画『アメリカン・ビューティー』の上映を紹介し、自分のキャリアについて語った。
そして、「今夜は、『ありがとう!』と言うのに絶好の機会だと思わない人はいないでしょう。あなたは私だけに敬意を表しているのではありません。あなたは彼ら全員を称えているのです。私は本当に祝福され、感謝し、謙虚になりました。そして、今夜、私を招待してくれた国立映画博物館に対して、私の心はとても満たされています」「私を招待する”Le palle”があることに感謝します」と述べた。”Le palle”はイタリアでは「度胸がある」という意味で使われる。
ケヴィンといえば、#MeToo運動をきっかけに、数々の疑惑が浮上した。アカデミー賞を2度受賞した彼は、2017年に性的虐待疑惑が浮上した後、ネットフリックスのシリーズ「ハウス・オブ・カード 野望の階段」の主役を失うなどした。ケヴィンが性的虐待の疑惑の渦中にあることから、この賞の受賞決定には賛否両論が寄せられている。
英国検察庁特別犯罪課により、4件の性的暴行で起訴されているケヴィン。6月の性的暴行の裁判にも注目が集まる。