ナヤ・リヴェラとリア・ミシェル(2011年)Photo: Broadimage/Shutterstock
ナヤ・リヴェラの父親が、人気ドラマ「glee/グリー」で、ナヤと共演者のリア・ミシェルが「憎み合っていた」と主張している。
「glee/グリー」は、2009年~2015年にわたりFOXチャンネルで放送され、人気を博したミュージカルドラマ。
今回、このドラマに出演し、その後悲劇の死を遂げた、コーリー・モンテース(享年31)、マーク・サリング(享年35)、ナヤ・リヴェラ(享年33)に焦点をあてたドキュメンタリー・シリーズ「The Price of Glee(原題)」が、「Investigation Discovery」と「Discovery+」にて米時間1月16日より配信開始となった。
ドキュメンタリーには亡くなったナヤ・リヴェラの父ジョージ・リヴェラが出演。このドラマの舞台裏で起きたできごとについて暴露した。
ジョージ・リヴェラは「二人(ナヤ・リヴェラとリア・ミシェル)の間にはいつもケンカがあった。いつもね。みんな知っていた。誰もがそれを見ていた」と二人の確執について触れ、「二人はお互いを憎み合っていたが、同時にお互いの才能を尊敬していた」ともコメントした。
ナヤ・リヴェラとリア・ミシェルといえば、過去に不仲がウワサされたことはファンの間では有名な話。ナヤは2016年に出版した自叙伝の中で「リアは私をムシするようになり、シーズン6では一言もしゃべりかけてこなかった」「リアはスポットライトを共有したくなかったのね」と、関係がよくなかったことを明らかにしたものの、「私はリアを嫌っていないし、決してそうではなかった」「強い個性を持った2人が友達になれば、いずれは衝突することになる。そして、それを乗り越えられるかもしれないし、乗り越えられないかもしれない。リアと私はそうじゃなかったわ」と、自身はリアのことは嫌っていないと主張していた。
さらに、ドキュメンタリーの中でジョージは、生前に娘と交わした最後の会話が、湖や海に出るときは気をつけようというものだったと振り返っている。
「私は娘とFaceTimeで、ボートをアンカーで固定するときの落とし穴について話していたんだ。まず最初に、私は『ナヤ、君はポンツーンボート(浮力に依存するフラットなボート)に乗っている。それはボートじゃない。なぜそれに乗っているんだ?そのクソボートから飛び降りるな』と言ったんだ。アンカーがあれば固定できるけど、どうやって固定するか知ってるのか?と話したのを覚えている。そうやって何度か繰り返しているうちに、FaceTimeの通話が切れて、それが彼女と話した最後になってしまったんだ」
ナヤは2020年7月、息子のジョージーくん(当時4歳)と一緒に米カリフォルニア州のピルー湖を訪問。その際、ボートをレンタルし束の間の休日を楽しんでいたが、そのままナヤは行方不明に。幸いにもジョージーくんは無事であったが、一方のナヤは5日間にわたる捜索の末、遺体となって発見された。死因はボートから転落したことによる溺死であったと発表されている。
当時、テネシー州ノックスビルにいたジョージは、ナヤが発見されなかったことについて当局から電話があったとき、「もう終わった」とわかったと付け加えた。
「湖の端にあるボートの上で、母親のいない5歳の子供が眠っているのを見つけて、何の希望も持てないでしょう。「私には希望がなかったのです」