もともと韓国で小説版がヒットしていたこともあって、同映画は10~20代の若者層を中心にブームとなり、韓国エンタメ情報を発信しているニュースサイト「Kstyle」などによると、今月11日までの集計で観客動員数約82万人、興行収入は84億ウォン(日本円で約8億7300万円)を記録。「2022年に輸入された実写洋画で興行ランキング1位」「2000年代以後に韓国で公開された歴代日本ロマンス映画で興行ランキング1位」「2007年以後韓国で公開された実写日本映画で興行ランキング1位」となり、「3冠」を達成したと報じられている。

 人気の原動力となっているのは、泣けると評判のストーリーと道枝の圧倒的なビジュアルだ。道枝は現地ファンの間で、その“顔面国宝”ぶりから韓国語のミチゲッタ(狂いそう、おかしくなりそう)と引っかけて「ミチゲッタシュンスケ」と呼ばれているという。また、韓国のボーイズグループ・CRAVITYのセリムが「男性主人公の方がとてもカッコいい。映画の雰囲気もよくて面白い」と発言するなど、K-POPアイドルからも道枝のビジュアルと映画への絶賛の声が集まり、それが作品への注目度をより高めたようだ。

 そんななか、韓国の映画輸入会社メディアキャッスルが13日に公式Twitterで「透役の道枝駿佑さんの来韓が決定しました!」と発表。作品を熱狂的に支持してくれる観客たちに感謝の思いを伝えるため、道枝は今月24日と25日に韓国で開催されるイベントに出演するという。イベント内容は「みっちーと一緒に1泊2日デート」と意味深に予告され、詳細は後日発表するとしている。日本の一部ファンは「1泊2日デートってどういうこと?」と困惑しているが、同映画の日本版公式Twitterアカウントがリツイートしているため、間違いない情報のようだ。