人間にとって睡眠は生きてく上で欠かせない必要不可欠なことです。睡眠は疲労回復や健康維持の役割をしますがそんな睡眠を向上させるには、色々な方法があります。食べ物や飲み物、運動などがありますが今回は「入眠の時におすすめな快眠方法」について解説していきます。お風呂でリラックスしながら毎日すっきりとした朝を迎えましょう。
睡眠と入眠の関係性とは?
睡眠を向上させるには体温(脳など体の深部の温度)がとても重要です。人の体温にはリズムがあり、日中は活動的に高く保ち、夜になると手足から熱を逃がして、体を冷やします。
入眠前の体温が急速に低下することで眠気が強くなり、眠くなっていきます。眠くなった赤ちゃんや子どもの手足が温かくなっているのはこのためなのです。
快眠におすすめな入浴方法
ぐっすり睡眠をとるためにおすすめな入浴方法を説明します。
入浴温度
入浴をするときは38~40℃のぬるめのお湯に10~20分程度ゆったりとリラックスしながら浸かることがおすすめです。あまり熱めのお湯に浸かると交感神経が活発になるために興奮状態になってしまい、就寝前の入浴には逆効果になってしまいます。
就寝前は少しぬるめのお湯に浸かることで副交感神経が優位になり、リラックス効果が高まり、スムーズな入眠につながります。
入浴は寝る30分前
入浴後にすぐに布団に入り、寝ようとしても深部体温が高いままでなかなか温度で下がらずに逆効果になり、眠ることができなくなってしまいます。入浴後30分以上過ぎ、ある程度体のほてりがなくなってから寝るようにしましょう。
入浴時間
入浴する時間は基本は10分以上入るようにしましょう。適温の温度で身体の芯まで温まるようにするには最低10分は必要となります。入浴には疲労回復やリラックス効果があります。10分以上入っても構いませんがあまり長い時間お湯に浸かってしまうとお湯の温度が冷めて深部体温が下がるので身体を冷やさないために適度の入浴がおすすめです。
シャワーではダメなの?
一人暮らしの方や湯船に浸かることが面倒な方はつい入浴をせずにシャワーで済ませてしまう方が多いのではないでしょうか。体を綺麗にする意味ではシャワーも入浴も同じですが、睡眠を向上させるためにはシャワーだけでは効果ありません。
良い睡眠をするためには、湯船に浸かり身体が温められ、深部体温が急激に下がることで促されます。このため、シャワーだけでは深部体温が上昇しにくく、効果が薄れてしまいます。毎日シャワーだけで済ませてしまうと睡眠だけではなく、十分に疲れをとることができません。