ヘンリー王子 Photo: ITV/Shutterstock
ヘンリー王子の回顧録「Spare/スペア」が、イギリス、アメリカ、カナダでの発売初日に143万部を売り上げ、史上もっとも早く売れたノンフィクション本となり、ギネス記録を達成した。
この記録は、これまでバラク・オバマ元米大統領の4冊目の著書「A Promised Land」(2020年)が保持しており、同著は発売日に88万7000部を売り上げている。
ヘンリー王子の「Spare/スペア」は、米時間1月10日に発売。ヘンリー王子の過去の薬物使用や、イギリス王室との関係、兄のウィリアム王子とのケンカ、イギリス軍に従事していた軍人時代、妻メーガン妃についてつづられており、発売前から大きな話題を呼んでいた。
同書の記録的な売れ行きに、出版社のペンギン・ランダムハウスは声明を発表。「『Spare/スペア』の初日の売上は、ペンギン・ランダムハウスがこれまでに出版したノンフィクション本の中で最大のものです」と、述べている。
またヘンリー王子は、同書の発売前、「ITV」「The Late Show With Stephen Colbert」「60 Minutes」「Good Morning America」でインタビューに応じ、この本を大々的に宣伝。その宣伝活動も効果があったようだ。
しかし、イギリス王室はヘンリー王子のこの暴露本とも言える回顧録にいい印象は持っていないようで、確執のミゾを深めただろうと言われている。
ある関係者は「ET」の取材に対し、「Spare/スペア」での暴露が父であるチャールズ国王を「深く動揺させるものだ」と語り、さらにウィリアム皇太子はこの本で書かれた主張について「内心ウンザリしている」と感じていると述べている。