そう、当作は「マンガ」とは「ちがう」のだ。あらゆる意味に於いて。

 取り急ぎこの映画に関わって下さった全ての方々にありがとうございましたと申し上げたいのだもうね、あれです原稿料は制作陣に献上したいです嘘です本作を反芻しながら飲む美酒に使わせて頂きます多謝と陳謝。

「こう来るか」に始まり、「そう来たか」にて着地を決める本作。昨年頭に書いた『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』の時と同様におっさんは事前情報を遮断するのに必死だったし、オフィシャル側からあらすじについての言及が公開までほぼ一切なかった(公開してからも本当の本当に最小限に留められていた)事もなんだか近しい感じ。

 ではあるのだが「どうやらあの一幕の映像化となるらしい」事は何となく聞き齧ってはいたものの、そこはまあ順当に考えりゃそれ以外有り得んでしょうつう事で溜飲を下げつつ後はオープニングテーマはbaadでもZYYGでもなくThe Birthdayでエンディングテーマは大黒摩季でもWANDSでもMANISHでもZARDでもなく10-FEETである事はスンマセン目にしちまったもんでなのとやっぱ当方、音楽好きなもんでしてその事実を消す事が鑑賞当日まで出来ませんでした、という事前情報を元に滑り込んだはブクロのグラシャン最上階(池袋のグランドシネマサンシャインの最上階のシアター12は都内最大級のIMAXシアターを有しておるのです※執筆当時)。