「V系(ヴィジュアル系)メイクのやり方」についてまとめました。道具からベースメイク・眉毛・アイメイクなど詳しく見ていきましょう。バンギャの一重アイメイクについても触れていこうと思います。通常のメイクとはどんな違いがあるのでしょうか?
V系(ヴィジュアル系)メイクとは?
V系(ヴィジュアル系)メイクとは:ヴィジュアル系バンドのメイク
「V系(ヴィジュアル系)メイク」とは、音楽ジャンルにおいて「ヴィジュアル系バンド」で活動している男性たちが施しているメイクのことを指しています。ヴィジュアル系バンドで活躍している人のほとんどは男性ですが、まれに女性が活動していることも見られますよ。
V系(ヴィジュアル系)メイクはバンドのコンセプトによってさまざまで、まるで特殊メイクのように元の顔がわからなくなっている人もいれば、一般的なメイクとさほど変わらないナチュラル思考なバンドもいるので、一概にこれがV系(ヴィジュアル系)メイクである!とは言い難いものがあります。
V系(ヴィジュアル系)メイクとは:崩れてしまってはいけないメイク
V系(ヴィジュアル系)メイクとは「崩れてはいけないメイク」とも言われています。ヴィジュアル系バンドは基本的にロックバンドがほとんどなので、とても激しい音楽のノリです。ライブでは頭を振ったり、過激なパフォーマンスを見せてくれたりするのが当たり前です。
つまり、音楽が激しめであると言うことは、ライブでとても汗をかくでしょう。汗をかいて、体を激しく動かしますから「メイクが崩れる」ことも考えられます。しかし、彼らにとってメイクはバンドと一部であり、世界観の一つなのです。ライブ中に崩れてしまうなんてことはあってはなりません。
V系(ヴィジュアル系)メイクとは:男性が魅せるメイク
ヴィジュアル系バンドにとって「メイクさえバンドの一部」であると言っても過言ではありません。世界観を表現するためにメイクをしているのです。つまりヴィジュアル系バンドにとってV系(ヴィジュアル系)メイクとは「魅せるため」のメイクなのです。
メイクを表現の一つである、と捉えていますから上記でも述べたように決してメイクが剥がれたり、崩れたりしてはいけません。音楽パフォーマンスと同様に、ファンへ向けて「魅せる」ための重要な要素なのがヴィジュアル系のメイクなのです。
昨今では、ヴィジュアル系バンドが野外フェスやイベントに出演することも珍しいものではなくなりました。好きなバンドのために参加するファンの人もいるでしょう。
V系メイクに必要な道具は?
V系メイクに必要な道具①ファンデーション
V系(ヴィジュアル系)メイクのやり方の前に、まずは必要なメイク道具について触れていきましょう。一般的なメイクにおいても必需品である「ファンデーション」は欠かせません。ベースメイクがしっかりしていなければ、「魅せるメイク」は完成されません。
またこのファンデーションに関しても、「落ちにくさ」を重視しなくてはなりません。ライブ中にファンデーションが剥げてしまったり、肌がすっぴんに近かったりすることは避けたいことですから、カバー力を重視したものを選びましょう。
V系メイクに必要な道具②アイライナー
V系(ヴィジュアル系)メイクにおいて「アイライナー」も必需品であるメイク道具と言えるでしょう。目の印象がとても強いのがV系(ヴィジュアル系)メイクですから、アイライナーがなくては完成されないと言っても過言ではありません。アイライナーによって目を囲ったり、瞼にダブルラインを引いたりします。
またアイライナーの意外な使い方としては、フェイスペイントをアイライナーによって行うこともよく見受けられます。ウォータープルーフのものも多く、落ちにくいので頬などに素敵なデザインをペイントすることもあり汎用性の高いメイク道具なのです。
V系メイクに必要な道具③ノーズシャドウ
V系(ヴィジュアル系)メイクに「ノーズシャドウ」も欠かせないメイク道具です。V系(ヴィジュアル系)メイクは目だけのメイクではないのです。顔全体でメイクを表現しますから、顔の形さえ変わって見えてしまうこともあります。顔の輪郭に影をつけたり、堀りを深く見せたりもします。もはや別人のようになれますよ。
髪型と合わせて、ノーズシャドウなどによって影をつけることによって、もはや骨格さえ変わっていしまっているのではないか?と思われるほどメイク映えが変わります。鼻筋以外にも顎のラインやおでこなどにも影をつけるためにノーズシャドウやフェイスシャドウを使用します。合わせてハイライトを使用することもありますよ。
V系メイクに必要な道具④アイシャドウ
V系メイクを行うためにはメイク道具として「アイシャドウ」も欠かせません。アイラインを引いただけでは、ただ黒く塗っただけのパンダ目になってしまいます。アイシャドウによって、それぞれの個性をメイクで出したりもできますからとても大切なメイク道具なのですよ。またアイラインをぼかす役割も持っています。
V系メイクに必要な道具⑤アイブロウ
V系メイクにおいて「アイブロウ」も大切なメイク道具の一つです。ヴィジュアル系バンドのアーティスト写真などを見ていただけると分かるかと思いますが、ほとんどのヴィジュアル系バンドマンの眉毛が描かれた眉毛になっているのがわかりますよね。
もはや眉毛の位置さえ変えてしまっているくらいの眉毛になっています。ほとんどの場合は眉毛をあまり残さないで、アイブロウによって表現されています。
V系メイクに必要な道具⑥つけまつ毛
実は意外と知られていないのが「つけまつ毛」の存在です。ヴィジュアル系バンドのコンセプトにもよりますが、可愛いメイクを行っているバンドマンもいますし、表現の一つとしてつけまつ毛を使用することも珍しくはありません。
とにかく派手に見せるためには「つけまつ毛」は必須であると言えるでしょう。中にはまぶたにつけるためのつけまつ毛を、逆さにして目の下の部分につけるバンドマンもいますよ。つけまつ毛をどう使用するかによって、ファンの人が受け取る印象が全く変わりますよ。
V系メイクのやり方【ベース】
V系メイクのやり方【ベース】:化粧下地は必須
ではここからは具体的に「V系メイクのやり方」について見ていきましょう。まず大切なのは「ベースメイク」です。V系メイクにおいては「落ちないこと」がとても重視されていますから、化粧下地からきちんと塗るのが大切なのです。種類に関しては本人の肌に合わせて化粧下地の色を選びましょう。
一般的なメイクの場合、化粧下地とファンデーションを一緒にした「BBクリーム」などを使用して、中にはベースメイクはそれで終了、なんて人もいるでしょう。しかしV系メイクにおいては、落ちないことが大切なので、化粧下地からしっかりと塗っていかなくてはいけないのです。
昨今では化粧下地においても「プチプラ」のアイテムがたくさん登場してきています。リーズナブルに化粧下地をそろえて、日々のメイクに活用しましょう。
V系メイクのやり方【ベース】:リキッドファンデーション
化粧下地が完了したら、次に必要なメイク道具は「リキッドファンデーション」です。潤いを重視したのがリキッドファンデーションですから、化粧下地の上からまんべんなく塗るのです。汗をはじくウォータープルーフタイプを選んで、塗り残しの内容にしっかりと塗ります。
V系メイクのやり方【ベース】:パウダーファンデーション
V系メイクにおいて、ベースメイクのやり方で大切なメイク道具なのが「パウダーファンデーション」です。リキッドファンデーションを塗っただけでは、テカテカした印象になってしまいますし擦ったりしたらメイクが剥げてしまいかねません。そのためにもパウダーファンデーションが必要となってくるのです。
人にもよりますが、パウダーファンデーションの前に白粉やベビーパウダーなどを肌にはたいて、メイクを崩れにくくする人もいます。リキッドファンデーションの上からパウダーファンデーションを当てることによって、ベースメイクを定着させる効果があるのです。まるで陶器のように綺麗な肌が出来上がりますよ。
V系メイクのやり方【眉毛】
V系メイクのやり方【眉毛】:基本はすべて剃る
V系メイクのやり方では「眉毛」も大切です。ヴィジュアル系バンドの特徴としては、男らしくオラついたバンドマンが意外と多いのですが、そう言った場合には「眉毛」の印象がとても重要なのです。眉毛が短いと必然的に強面に見えますから、描きやすいと言う理由もあり、眉毛をすべて剃っている人がほとんどです。
一般的なメイクでは、眉毛をある程度整えてその上からアイブロウなどで軽く眉毛を描くくらいでしょう。しかしヴィジュアル系のメイクにおいては眉毛さえ表現の一つになり得ますから、ほとんどのヴィジュアル系バンドマンは眉毛を剃ってしまっていますよ。
V系メイクのやり方【眉毛】:目と眉毛の距離を近づける
V系メイクのやり方においてポイントの一つが「目と眉毛の距離を近づける」と言う点です。目頭に近いほど強面の印象になりますし、眉毛が目に近いときりっとした男らしい印象にしてくれる効果があるのです。逆に女形と言われる、女性らしい可愛い印象を与えるためには、目とまゆを離すと柔らかい印象に変わりますよ。
V系メイクのやり方【眉毛】:長く引きすぎないこと
一般的なメイクにおいても、眉毛が長すぎたり、太くて手入れされていない状態では「綺麗な眉毛」であるとは言えません。V系メイクのやり方においても重要で、眉毛を描くときは目じりに到達してしまわない程度に留めておくのが大切ですよ。
ヴィジュアル系バンドを追っかけているファンのことを「バンギャル」と呼びますが、バンギャルたちもヴィジュアル系バンドマンに寄せたメイクをします。やはり世界観に近づきたいと言う思いがあるのでしょう。