ジーナ・デイヴィスジーナ・デイヴィス PHOTO : John Salangsang/Shutterstock

『テルマ&ルイーズ』や『ビートルジュース』などで知られるジーナ・デイヴィスが、1990年の映画『クイック・チェンジ』で共演したビル・マーレイから嫌がらせを受けていたことを告白した。

ジーナは、ポッドキャスト「On With Kara Swisher」のエピソードで、この映画でビルと仕事をしたことについて質問された。彼女は以前、回顧録「Dying of Politeness」の中で、ビルが彼女に嫌がらせをしたと明かしていた。

ポッドキャストでは、映画の撮影前のミーティングについて語った。「私はホテルのスイートルームにビル・マーレイと彼の共同監督、そしてプロデューサーに会いに行った 」「私は中に入って、そこに座っているみんなと一緒に座ろうとしたんの。でも、ビル・マーレイが現れて、『やあ、Thumperを試したことあるかい』と言うから、『え?いや、なんですかそれ?』『じゃあ試してみろ』って」と、マッサージ機を勧められたという。さらにビルは「ここに寝ろ。試してみたいんだ」と言ったという。ジーナは断り続けたが、「彼に向かって「私に聞くのはやめて!」と叫ばなければならないほどだった」と話した。

ビルの嫌がらせはこれだけではなかったというジーナ。「私たちはマンハッタンの交差点で、何百人ものエキストラや多くのクルーと一緒に巨大なシーンを撮影していたのよ。そして彼らは、『あなたがセットに来る準備ができました』と言ったんです。そして私は、『衣装がここで少し待ってくれと言ったの。それとも一緒に行った方がいいですか?』と聞いたわ。すると数秒後、ビル・マーレイが、ちなみに完全なピエロ衣装で、目玉から怒りを出してトレーラーに激突し、私に向かって叫び始め、私に悪態をついた。『さっさと出て行け! 何してるんだ?どけよ!どけ!』ってね」と振り返った。

「そして私の後ろに回り込んで、私の耳元で叫んだんです。『もっとはやくしろ!』と。そして、何百人もの人が見ているこの交差点にさしかかったところで、彼は『そこに立て』と言い、歩道のマークを指差して撮影を始めるまで、ずっとそれを続けていたわ」と明かした。ジーナはこの体験から「文字通り震えていた」という。その後、ビルは何事もなかったかのように振る舞ったという。

ビルといえば、過去にも複数の俳優やクルーからセクハラなどを告発されている。