「放送枠は、前クールの岡田将生主演『ザ・トラベルナース』が全話平均12.1%と好調だったテレ朝の“木曜ドラマ”。また、脚本を大ヒット映画『東京リベンジャーズ』(2021年)の高橋泉氏、演出を嵐・松本潤主演『99.9-刑事専門弁護士-』シリーズ(TBS系)などを手がける人気演出家・木村ひさし氏が担当しています。木村氏は、西島が主演を務めた21年5月期の深夜ドラマ『シェフは名探偵』(テレビ東京系)の総監督を務めていましたが、同作は放送当時、独特な演出が賛否を呼んでいました」(テレビ誌記者)
※本記事は『警視庁アウトサイダー』第1話のネタバレを含みます
『警視庁アウトサイダー』の初回の序盤では、プロレスの興行中に刃物を持った不審者がリング上に乱入し、レフェリーを人質に取る事件が発生。すると、サングラス姿の架川がリングインし、華麗なプロレス技で不審者を取り押さえると、レフェリーがすかさず「ワン・ツー・スリー」とカウント。観客が沸くと、勝利した架川がガッツポーズで応えるというコミカルな展開が見られた。
このほかにも、“血”に弱い架川が殺人現場を訪れ、死体を前に白目を剥いて倒れそうになる場面や、架川が警察署のマスコット“ちぇりポくん”のぬいぐるみをプッシュし、プープーと音が鳴ると「こいつ、俺に何か訴えかけている!」と大袈裟に驚くシーンなどもあったが……。