3.出会いは「必然」の「奇跡」
「ペットは自分にとってどのような存在なのでしょうか?」
人の心を守る相手として、「ペット」は大きな役割を持っています。「大切な家族」「癒し」「大好き」「かけがえのない」「いるのが当たり前」のような存在。さらに「話し相手」「聞き役」「遊び相手」「趣味のパートナー」…など、いろいろな声が聞こえてきます。
「自分を待っている存在が家にいる」「自分が帰ると大喜びしてくれる」ペットと出会ってから、家に帰るのが楽しみという毎日に変化していませんか?
「自分を必要とする存在がいる」このコのためなら自分もがんばろうと勇気が湧いてくるでしょう。このような暮らしの中で自然と「自分自身の存在価値」が高まっていくのです。
ペットもまた本当の動物の母親から離れ、心細い気持ちでいるときにあなたと出会うことが多いでしょう。この出会いはオンリーワンであり世界中に同じものはひとつも存在しません。
ペットと人は互いがエネルギー源(元気のもと)となり、「安全なテリトリー」としての「ホーム=家」を作っているのです。
4.ペットと出会うことで人生の「質」が変わる
ペットはいつでも「Hug(ハグ)」して抱きしめ・触れ合える存在です。
「ハグ」は言葉以上に人の心を癒すと言われています。海外ではコロナ以前はうれしいときも悲しいときも言葉より先に「ハグ」で気持ちを共有していました。日本には「ハグ」の習慣がないので、ペットとの触れ合いが人のグリーフを優しく癒やすという大きな役割があります。
そして、ペットにはありのままの自分を見せることができます。人間同士だと相手の反応が気になり、ありのままの自分を出すことが難しい場合もあります。
しかし、ペットの前では自分の気持ちを誤魔化したり、嘘をついて自分を飾る必要もなく、安心してありのままの自分を投げ出せるでしょう。どんな気持ちを打ち明けたとしてもペットは決して否定しません。また外で他言することなく秘密を守ってくれます。だからとっても信頼できる存在なのです。
自然体の自分を愛してくれる「ペット」は最強の味方であり理解者。ペットから愛されることで人は大きな勇気をもらっています。
ペットと出会う前と後の自分を比べてみるとどうでしょうか。当たり前の日常に、いろいろな笑顔が増えているのではないでしょうか。
ペットの可愛い表情を見ているだけでニコニコ笑ったり、おもしろい行動に思わず吹き出して大笑いしたり。寝姿を見てホッとしたり、いたずらをされて苦笑いすることもあるでしょう。
「笑顔」は心の栄養。笑う生活で心にエネルギーが注がれ、生きる力や勇気になるのです。ペットと人が出会い、互いが心のエネルギー源となる「当たり前の日常」によって私たちはハッピーライフを続けていけるのです。
▲阿部美奈子先生のグリーフケアセミナーの様子(2019年)
提供・犬・猫のポータルサイトPEPPY(ペピイ)
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