睡眠で悩んでいる人の原因はさまざまです。
「眠ったはずなのに疲れがとれない」「手足が冷たくて眠れない」「緊張して眠れない」「眠れないことの不安で余計に眠れない」などそんな睡眠の悩みをツボを押して改善していきましょう。
睡眠が改善できないのは、メンタルケアが原因かもしれません。是非参考にしてくださいね。
なぜ睡眠の悩みがツボで改善できるの?
睡眠不足を解消する方法としてツボを刺激する方法がありますが、どうしてツボを刺激すると睡眠の悩みが改善できるのでしょうか?
東洋医学では、人体には気(生きるためのエネルギー)と血(血液)の通り道である「経絡(けいらく)」が張り巡らされていると考えられています。
「ツボ」とは経絡上にある気の出入り口のことです。ツボにはそれぞれ対応した内臓や器官があり、ツボを押すことで、それに対応した身体箇所に刺激が伝わるため、不眠の原因となっている不調が緩和されるのです。
症状に合わせてツボを押すことで改善効果が期待できます。
- 睡眠の悩み別にその原因に対してツボを刺激することでその不調を緩和し、睡眠力を高めていくことができるからです。
- ツボを刺激するときに深く呼吸しながら行うため、よりリラックスに効果的です。リラックスは睡眠改善にとても重要な役割があります。
・就寝2時間前は活動を徐々に少なくしていく
・スマホやパソコンなどは控える
・就寝30分~1時間前にすること
・心身ともにリラックスできる環境を準備する
・部屋の照明を少し暗くする
・ツボを押す時はゆったりと深呼吸しながらおこなう
・正確な位置にこだわりすぎずに大体痛気持ち程度の部分を刺激する
・ツボを押すときは優しく1回3〜5秒で1箇所5回程度を目安とする
人間の身体にあるツボ
人間の身体には全身で361個ものツボがあり、その中でも頭には50個以上ものツボがあります。睡眠を改善するツボについて説明していきます。
百会(ひゃくえ)
頭のてっぺんに位置する部分で耳の後ろ、骨の出っ張りの下のくぼみから1~1.5cmほど下にあるツボです。耳の後ろから鎖骨にかけての筋肉が止まっている部分です。親指でツボを押さえ圧力を加え、残りの手で頭を支えましょう。ツボをしっかり固定し、頭を左右にゆっくり動かして刺激してみましょう。
失眠(しつみんけつ)
足の裏側のかかと部分で中央の少し凹んだところにツボがあります。足裏はイスに座った状態やあぐらをかくような体制、寝転がった状態でツボを押してください。10~20回程度、軽く叩きます。
神経が高ぶっていたり、気持ちを落ち着かせることで眠気を誘う効果が期待できます。不眠解消以外にもむくみや神経症、膝関節痛、下半身の冷えなどにも効果があります。
神門
手首のつけ根にある横ジワと、小指から手首に下した線が交わるあたりにツボがあります。親指の腹をツボにあてたり、くぼみを左右に動かしながら痛きもちい程度に押しながら刺激する。
緊張状態で寝付けないときに精神をリラックス状態させながら、入眠を促してくれます。