さらに、高橋一生さんも21年度に同賞の最優秀男優賞を受賞。さらにこの年の大賞はお2人が共演された舞台『NODA・MAP「フェイクスピア」』で、同作は優秀演出家賞(野田秀樹氏)と併せてトリプル受賞の快挙を成し遂げていました。

 そんなわけで、『6秒間の軌跡』は、演劇界で高い評価を受けるお2人が「今度はドラマで共演したい!」という強い思いから実現したドラマなのです。

 物静かで品格がありながらも、どこか少し“面倒臭そう”な人間味のあるお2人は、親子役が実にお似合い(ちなみに『フェイクスピア』では、高橋さんがお父さんで橋爪さんが息子役でした)。それに脚本は橋部敦子さんが手がけるテンポのある会話劇だそうですから、お2人の絶妙な演技の掛け合いが期待できます。

 そして、お2人の間に現れるヒロイン役は、なんと本田翼さん! ちまたではいろいろと物議を醸している本田さんの演技ですが、屈指の演技者である橋爪さんらとともに、どのようにドラマを作り上げてくださるのか、とても楽しみです。好き勝手言ってくる世間を見返してやれ(笑)!

 めったにテレビドラマには夢中にならない私ですが、こちらのドラマは毎週予約して見ようと思っています。必見!!