昨今、テレビ番組の人気を測る指数は、世帯視聴率、個人視聴率、コアターゲット、TVerといった無料配信動画サービスの再生回数など多岐に渡り、ひとくくりにできるものではなくなった。ただ、やはりテレビ業界にとって「視聴率」は何よりも重要であり、2022年もその低さから“打ち切り”になってしまった番組はいくつも存在する。
「視聴率の努力目標は局や番組によって違うので、一概には言えませんが、例えばフジテレビは、『ゴールデンタイムの個人視聴率』で3%、日本テレビは同じ条件で5%の確保が求められる。一方、テレビ朝日やTBSは、制作者によってはいまだに、世帯視聴率を切り捨てない保守派もいます」(テレビ業界関係者)