・韓国の映画制作会社ネクスト・エンターテイメント・ワールド(以下、NEW)が、映画『ザ・キング』と漫画『食客』のシリーズ制作を行う。
・映画『ザ・キング』で演出を務めたハン・ジェリム監督は、現在脚本を製作中。完成次第キャスティングが行われるという。
・また、大人気漫画『食客』は、以前にも映画・ドラマ化された作品だが、今回NEW特有の企画力と制作ノウハウで新たに生まれ変わる。


韓国の映画制作会社であるネクスト・エンターテイメント・ワールド(以下、NEW)が、映画『ザ・キング』と漫画『食客』のシリーズ制作を行うことが明らかになった。

シリーズ化が決定した映画『ザ・キング』

12月28日、スポーツ韓国の取材によると、NEWの映画事業部は、映画『ザ・キング』のオリジナルシリーズを企画中だという。

『ザ・キング』は、2017年にチョ・インソン、チョン・ウソンを主演に迎え公開された。前作の演出を務めたハン・ジェリム監督が、今回も脚本を担当する。脚本が完成次第、キャスティングが行われる予定だ。

そしてホ・ヨンマン氏の伝説の漫画『食客』も、シリーズ作として新たに生まれ変わるという。

緻密なリサーチと、しっかりとしたストーリー構成で見どころたっぷりの『食客』は、すでに映画・ドラマ化されており、“ワンソース マルチユース”の代表的な一例として挙げられる作品だ。

NEWは、特有の独創的な企画力と制作ノウハウで、原作の魅力を生かした新しい『食客』シリーズを展開する予定だという。

いずれも公開時期などの詳細は、まだ決まっていない。

『食客』の映画にはキム・ガンウが、ドラマにはキム・レウォンなどが出演していた。

NEWのコンテンツ制作事業系列会社、Studio&NEWも完成度の高い自主制作コンテンツを続々と公開する計画だという。

制作費500億ウォンを投じて製作されたDisney+(ディズニープラス)『ムービング』、JTBC『ドクター チャ・ジョンスク』など、新年から期待作が目白押しだ。

NEWの関係者は「『ザ・キング』と『食客』のシリーズ化は、NEWの既存ライブラリーを拡張するプロジェクトになるだろう」と話し、「NEW、Studio&NEWがお見せする、良質のコンテンツにご期待いただきたい」と呼びかけた。

2023年に創立15周年を迎えるNEWは、自社保有の知的財産権(IP)を活用したコンテンツで世界観を拡張することはもちろん、“コンテンツの強者”としての地盤を固め、収益性と経済力強化にも拍車をかけるという抱負を掲げている。

(スポーツ韓国 チョ・ウネ記者/翻訳:清田美咲)