「特に贅沢していないのになぜかお金が貯まらない」と嘆く、隠れ貧乏の人は意外に多いようです。そこで今回は、お金が貯まらない人にありがちな4つの悪習慣をご紹介します。

普通預金口座からの出金回数が多すぎる

銀行員が口座の動きを見て「これではお金が貯まらない」と思うのがこのケースです。また、少額出金が多めで明細に記された金額が毎回異なることも特徴として挙げられます。

その様子から、口座の持ち主が無計画にお金を使い、手持ちのお金がなくなったらランダムに現金引き出しやスマホ決済へのチャージを行い、無計画なカード決済を行っていることがよくわかります。

限られた収入の中からその月に使えるお金の上限を決めて計画的に使わないと、お金持ちではない人がお金を貯めることはほぼ不可能です。出金回数が多く出金額がランダムな人はそこを改善しないとお金は貯まらないでしょう。

先取り貯蓄を行っていない

なぜかお金が貯まらないと嘆く人に「先取り貯蓄していますか?」と尋ねると、たいてい「それって何?」と聞かれます。そもそも先取り貯蓄という概念がないようです。

先取り貯蓄とは、給与などの収入が入った直後に一定の金額を取り分けて貯蓄に回すことです。それを説明すると「余ったら貯蓄に回すではダメ?」といった質問が飛んできます。

しかし、目の前にまとまったお金があればすべて使い切ってしまう人の方が多いでしょう。

だからこそ、お金を貯めるには強制的に先取り貯蓄を行うのが鉄則だと説明するのですが、中々理解してもらえないことも。そのような人は隠れ貧乏を通り越して貧困状態に陥る恐れもあるので注意が必要です。

身の回りの整理整頓をしない

整理整頓ができない人もお金が貯まりにくいです。

銀行窓口には通帳や印鑑をなくしたお客様がよく来ますが、たいてい「どこに置いたか忘れた」と言います。そのような人はお金やものの管理がずさんな傾向があります。

お金の管理がずさんだと収支のバランスを考えずに使ってしまい、家計が赤字になりがちです。また、ものの管理がずさんな場合は重複買いなどの無駄な支出が原因でお金が貯まりにくくなります。

それを防ぐためにも、まずは身の回りの整理整頓を行い、毎月のお金の出入りも整理整頓することが大事です。