『silent』一強の裏で『クロサギ』『PICU』の2位争いが激化
今回の結果は以下のとおり。
川口春奈×目黒蓮のフジ木曜劇場『silent』の一強体制は変わらず、今週も2位に130ポイントの大差をつけてトップ。最終回の視聴率は、前週比1％アップ、自己最高の9.3％を記録しただけに、次週も独走態勢は変わらないだろう。
加熱している2位争いは、先週は吉沢亮主演のフジ月9『PICU 小児集中治療室』が僅差で勝ったが、今週は平野紫耀主演のTBS金曜ドラマ『クロサギ』がわずか5ポイント差で勝利。『PICU』は19日に最終回を迎えたため、本人気ランキングでは次週も『クロサギ』が2位を制するのは間違いない。『クロサギ』は23日が最終回のため、この反響でどこまでポイントを伸ばせるかも気になるところ。
『親愛なる僕へ殺意をこめて』『ファーストペンギン！』『ザ・トラベルナース』『アトムの童』といった作品が姿を消したこともあって、もともとトップ4争いに加わっていた長澤まさみ主演のフジ月10『エルピス—希望、あるいは災い—』が順当に3位に。『エルピス』も26日が最終回となるため、『クロサギ』にどこまで迫れるか。衝撃的な最終回となれば、ひょっとすると『クロサギ』を破る展開もあるかもしれない。
300ポイント以上のドラマは今週この3作に絞られ、秋ドラマ自体の数が少なくなったこともあって玉森裕太主演の日テレ土曜ドラマ『祈りのカルテ 研修医の謎解き診察記録』が5位まで上昇。また、山本舞香×瀧本美織の深夜ドラマ『Sister』がここにきて勢いを取り戻し、220ポイント台になって6位に食い込んだ。22日に最終回を迎えた同作は終盤に衝撃的な展開を見せただけに、次週も健闘が期待される。
多くの秋ドラマが姿を消したなかで、本田翼主演のTBS火曜ドラマ『君の花になる』は20日に最終回を迎えたものの、前週よりポイントを下げるという厳しい結果に。やはり恋愛要素は不要だったという声が多く、“ヒロイン”の寮母との恋愛展開をもってきた後半が不評だったようだ。清原果耶主演の日テレ系日曜ドラマ『invert 城塚翡翠 倒叙集』も25日に最終回を迎えるが、前週よりポイントが下がるなど盛り上がっていない。Huluのシリーズ別ユニークユーザー数ランキング（12月14日～20日）でもランクダウンしており、視聴率も5％以下が続くなど低迷から抜け出せない状態だ（いよいよ17日放送の第4話の視聴率が公表されなくなった）。はたして最終回はどうなるだろうか。
