ハワイの登山や自然体験をわかりやすく面白おかしく描いたコミックエッセイ「山とハワイ」を読んでみました。 著者は漫画家の鈴木ともこさん。 山登りブームの火付け役ともいわれる「山登りはじめました」の著者である鈴木さんが、初めてハワイを訪れその魅力をコミックエッセイとして描いています。 今回は、読み終わってハワイに行った気分になった私の感想とともにご紹介します。

鈴木智子さんの最新作は全12章オールカラー!

2022年10月27日「山とハワイ」(上下巻)というコミックエッセイが新潮社より刊行されました。 若い世代を中心に山登りブームの火付け役とも言われる、「山登りはじめました」の著者である鈴木ともこさんの最新刊です。

そんな鈴木さんの11年ぶりの新著では、初めてハワイに訪れ登山やハイキング、そしてショッピングや食事とハワイで過ごした体験をわかりやすく表現されています。

上下巻に分かれ、上巻(1~7章)は「ハワイ島篇」、下巻(8~12章)は「カウアイ島&オアフ島篇」です。 どちらも全ページカラーで楽しめます。

ハワイの山についてはもちろん、文化や歴史、そして初めてのハワイでの体験をコミカルに鈴木さんのハワイでの深い想いを込めて表現されています。

ハワイの自然と歴史をたっぷりと感じられるコミック

鈴木ともこさんの新著「山とハワイ」。 もともと山が大好きな鈴木さんが、初めて訪れるハワイで世界一大きい山であるマウナ・ロアの登山に挑戦したり、カララウの秘境ビーチでキャンプをしたりと、ハワイの大自然を満喫した話が描かれています。

彼女の自然を体験した心に響くような描写は、読み進めていくとまるで自分もハワイにいるかのような気持ちにさせてくれます。

また、そのハワイの神話もわかりやすく解説されているので、読んでいるとその場で見たり感じたりするだけではない歴史や文化といった背景すべてを学んで受け止められます。