愛知県豊山町は、ミラボが開発する子育て支援アプリ「子育てモバイル」を導入し、豊山町オリジナルの子育て応援アプリ「Kikotto」として10月17日(月)より提供している。

育児支援機能をカスタマイズできるアプリ

ミラボの「子育てモバイル」は、電子母子手帳・子育て支援サービス・AI機能を組み合わせた子育て支援アプリだ。

ベースとなるアプリに、必要な機能を選んで追加したり、オリジナルのカラーやイラストをカスタマイズしたり、アプリ自体の名称を変更したりと、自治体ごとのオリジナルアプリとして提供できる。

主な機能としては、生年月日や各自治体の条件に合わせて予防接種や健診をオーダーメイド作成できる「予防接種AIスケジューラー」や、「離乳食サービス・アレルギーチェック」といった特許を取得している機能のほか、医療機関や子育て施設の検索機能など、子育てに役立つものがある。

また、「成人検診スケジューラー」で保護者の検診スケジュールも一緒に管理できることや、100ヶ国語以上に対応していることなどの便利機能も特徴だろう。

豊山町の子育て世代へ向けた「Kikotto」

そんな「子育てモバイル」を豊山町の子育て世代向けにカスタマイズしたのが「Kikotto」。“子どもの、親の、みんなの声を聴こっと”という想いがこもったアプリ名となった。


「Kikotto」のトップページには、同町のマスコット・キャラクター「地空人(ちくうじん)くん」が登場するなど、地域の人々に馴染み深いデザインとなっている。

今後「Kikotto」では、「予防接種AIスケジューラー」のほか、豊山町からの知らせを月齢・年齢にあわせてに受信できる「メール配信・プッシュ機能」、母子手帳の内容をマイページに記録できる「電子母子手帳機能」などを提供。ICTを活用した子育て世代への継続的なサポートを実現する。

なお、同アプリは、iOS版、Android版、ブラウザ版で展開中。

豊山町が目指す子育て支援

同町では、妊娠期から出産・子育て期における様々な教室・講座・親子交流できるイベントの開催、子育て世代が集いコミュニケーションできる「おしゃべりテラス」、町制施行50周年記念事業「えがお『つながる』レシピ ~ 保育園給食 献立コンテスト~」など、妊娠・出産・子育ての切れ目のない支援に取り組んでいる。

これらの子育て支援活動を継続しながら、多様化する働き方やライフスタイルに合わせた子育て支援サービスを充実させるべく、内閣府が推進する「デジタル田園都市国家構想交付金」を活用し、子育て支援アプリ「子育てモバイル」を導入。豊山町子育て応援アプリ「Kikotto」として提供するに至ったようだ。

「Kikotto」を活用することで、育児負担軽減や最適な情報伝達などが実現するかもしれない。

■豊山町子育て応援アプリ「Kikotto」-kirari kodomo toyoyama-
対応OS:iOS 9.0以降、Android 4.4以上
App Store:https://toyoyama-town.city-hc.jp/l/oqdHek
Google Play:https://toyoyama-town.city-hc.jp/l/nxszIJ
ブラウザ版:https://toyoyama-town.city-hc.jp/

(Higuchi)