そうした状況でグループのロゴとメンバーカラーが配されたプレゼントが届いたとなれば、ファンが活動再開を期待してしまうのも無理はない。だが、先述したように松本は『どうする家康』に主演、櫻井は来年1月期の日本テレビ系土曜ドラマ『大病院占拠』に主演することが発表されており、二宮和也にも来年秋のフジテレビ系月9ドラマ主演の噂が聞こえるなどメンバーたちはソロ活動に忙しい。「来年の復活はまずない」という意見が業界内でも大勢を占めているようだ。
そんな中、今回の“プレゼント”についてうがった見方もあるようだ。
活動休止前、年会費4000円の嵐のファンクラブは会員数が約300万人に達し、ジャニーズ事務所に「120億円規模の売り上げ」をもたらしていると報じられていた。ジャニーズ事務所にとっては現在も非常に大きな収入源になっているとみられるが、嵐の活動休止が長く続いていることから、SNS上では「FC(ファンクラブ)継続するか迷ってる」「ファンクラブ更新どうしよう。活動再開するまでお休みしようかな」といった声が増えている。
そのためネット上では「ファンクラブ会員を継続させるためにプレゼントをエサにして釣ろうとしているのでは」といった指摘も寄せられている。今年は二宮が6月に初のカバーアルバム『○○と二宮と』を発表したが、CDでの販売は嵐ファンクラブ会員限定だったこともあり、これも“ファンクラブを継続してもらうための施策”の一つと見られている。
プレゼントは純粋な感謝の気持ちなのか、ファンクラブを継続させようという意図があるのかはわからないが、こうしてさまざまな意見が飛び交うこと自体が嵐の変わらぬ人気の高さを物語っているといえそうだ。