夫が原因で妻が体調不良に陥る“夫源病”。SNSでは夫への愚痴と共にハッシュタグが飛び交う。今回は、コロナ禍によるテレワークがきっかけで夫源病になってしまったという板垣彩さん(仮名・40代)に話を聞いた。これといったきっかけがないのに、放っておくと離婚にもなりかねない原因不明の病とは?

◆テレワークがきっかけで夫源病に…

夫源病
板垣彩さん(仮名・40代)
 コロナ禍がきっかけで夫源病に陥ったのは、都内に夫と2人で暮らすイラストレーターの板垣彩さん(仮名・40代)だ。

「IT企業に勤める夫は、コロナ禍で完全にテレワークに。それまでは、私は一人で自宅で仕事していたのですから、生活は激変しました」

◆「夕方にスーパーの前を通ると涙が出る」

悩む女性
※画像はイメージです(以下同じ)
 特に彩さんの頭を悩ませたのは日々の食事だった。

「それまでは冷蔵庫の残り物などで済ませていましたが、2人ではそうもいかない。次第に夕方になるとスーパーの前を通るだけで動悸やめまい、いつの間にか涙が出るように。かねてから治療をしている更年期障害の症状も悪化し、寝込むことも増えてしまったんです」

 更年期障害を和らげるため、ホルモン補充療法の薬とサプリは欠かせないという。