ワイキキとアラモアナ地区の間に位置する「アラワイヨットハーバー」。今回はこのヨットハーバーと、先日発表された新しい開発計画、さらにこのエリアにある人気スポットについてお話しします。

ワイキキ西部に位置するアラワイヨットハーバー

ワイキキの西の端、アラワイ運河の河口にあるヨットハーバーが「アラワイヨットハーバー」です。

かつてこのハーバーがある沿岸一帯は「カリア」と呼ばれ、数多くの魚やタコ、カニ、エビ、さらにロブスターまでもが生息する、驚くほど豊かな漁場だったといわれています。

現在はヒルトン・ハワイアンビレッジ、イリカイ ホテル、プリンスワイキキホテルの三つのホテルが隣接。

長さ85フィート(26 m)までの船舶を係留でき、いつも大小さまざまなヨットやクルーザーが停泊しています。

パラセイリングやクルージングといったマリンスポーツアクティビティの拠点にもなっているハワイ最大のヨットハーバーです。

再開発計画はこれまでにも

現在再開発が進行中のアラワイヨットハーバーですが、実はこの場所では10年以上前から再開発が検討されてきました。

2009年にはチャペルや新しいタイプのショッピングセンターを建設する再開発計画が持ち上がったものの、計画を発表したデベロッパーが倒産して計画は頓挫しました。

今回発表された再開発計画はハワイ州とハワイ大学コミュニティデザインセンターが共同で作成し発表したもの。

この計画ではプリンスワイキキホテルの近くにプロムナードや高架の遊歩道を設置し、サーフボードやカヌーを保管するロッカーを備えたサーフセンターを併設する予定。

また、駐車場スペースも改装して集会所を設けるほか、緑あふれる公園も設置される予定となっています。

現在この計画案は州の承認を受ける必要があり、その後開発業者の募集が行われる見込みとなっています。