――メディアへの対応がずいぶんと違いますね。
城下 自分ならまだしも、一般人の家族の顔にはモザイクをかけてもらいたいという真野さんの気持ちもわかります。僕が若いころは、芸能人の子どもの入学式、卒業式でも取材に行くのが当たり前といった時代でした。スキャンダルがあれば、その人の自宅に直撃するのも日常茶飯事。しかし、時代とともに自主規制が働き、そういった取材はなくなっていきました。
――そんな中で、平はなぜここまで露出をするのでしょう。
城下 真野さんとは違う思惑があるのかもしれません。平さんは結婚後、長友選手のサポートや子育てを優先し、スケジュールが合えばバラエティー番組などに出演するというスタンス。マイペースで仕事を続けていていいポジションを作っています。この先、もし長友選手が引退してタレント活動するとなれば、こうして家族愛をメディアや視聴者にアピールすることは、今後につなげていく上でもいい策になります。
――メディアとの付き合い方が上手い。
城下 そうですね。長友さんも、かつて平さんとの交際が報じられた際には、平さんのことをイタリア語で「愛する人」を意味する「アモーレ」と呼び、2016年の流行語大賞にノミネートされ、今回も「ブラボー」と連呼して話題になりました。夫婦2人ともタレント性があり、メディアの評判もいい。どこまで計算しているのかわかりませんが、いつでもタレントに転向できますね。
――確かに、サッカーの解説なども見てみたいですが、その他の活動も見たい。
城下 バラエティ番組に引っ張りだこになると思います。場合によっては、夫婦そろって出演することもあるかも⋯⋯。
――夫婦共演、いや、一家共演、見てみたいですね。