パソコンとネット環境があれば、すぐに始められるライター業。クラウドソーシングが広がった今、案件受注も随分簡単になりました。
ライターって簡単に稼げそう。私もやってみようかなぁ~。
でも、ちょっと待って下さい。ライターの仕事はつらいことも多く、決して”楽な仕事”ではありません。
今回は、ライター歴6年!継続案件5本の30代ママライターがライターの真実をぶっちゃけます!
- この記事はこんな人におすすめ!
- ライターは楽だと思い込んでいる人
- ライターはすぐに稼げると勘違いしている人
- 文章を書くなんて誰でもできると思っている人
- ライター業に興味がある全ての人
結論から言うと、ライターは苦労もありますが働きやすさ抜群です。特に子育てとは相性が良く、私も子どもが0歳の時にライターデビューを叶えました。
「自分も挑戦してみたい!」と思った未経験ママは、基礎知識からしっかり学べるWebスクール「SHElikes」がおすすめです。その他ライターのいろはをお伝えしますのでぜひ最後までお読みください!
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1.ライターの仕事がつらい10の理由!歴6年継続案件5本のWebライターが告白
ライターの仕事はつらいことも多い!そのワケを、歴6年継続案件5本のママライターがぶっちゃけます。
(1)そもそも案件が受注できない
ライターを始めて最初に立ちはだかるのは、ズバリ案件が受注できないという壁です。
初心者がライターになるにはネットで仕事をマッチングできる「クラウドソーシング」への登録が近道。クラウドソーシングでは多種多様なラティング案件が募集されており、「仕事には困らないだろうな!楽勝じゃん。」と思う人もいるでしょう。
ところが、それが大きな間違いです。
実は、クラウドソーシングにはライティング界の猛者がひしめき合っています。
- ライター歴数十年!タイプライター時代から書いています。
- 年間受注案件数300本を超えています。
- 専門分野の執筆経験多数あり
など、経験・実績共に、初心者では太刀打ちできないベテランライターさんが大勢いるのです。
冷静に考えてみると、なんの実績もない初心者ライターに仕事を任せたい人なんていませんよね。応募する案件にことごとく落ち続け、「一向に仕事が決まらない…」という人も珍しくないのです。
(2)低単価案件が蔓延している
案件受注ができない日々が続くと、ライター初心者は低単価案件に手を出さざるを得なくなります。
クラウドソーシングには1記事千円以下の安い案件が大量にあり、未経験者や初心者でも比較的簡単に受注することができます。
これじゃ全然稼げないじゃん…!
単価の安さに、このように思う人もいるかもしれません。しかし、ここで諦めるのは早いです。
実は、低単価案件からスタートするのは間違っていません。
初心者が高単価な案件を狙っても、受注するのはほぼ不可能です。「こんなに頑張ったのに雀の涙ほどしか報酬がない…。」と嫌気がさすこともあるかもしれませんが、「今は芽を出すための我慢!」と思い、安い案件でコツコツ実績を積み上げましょう。
(引用:Webライターの収入は?月収864円だった未経験者が10万円超えライターになるまでの軌跡)
(3)最初は構成が全く書けない
やっとの思いで受注した低単価案件でさえ、最初のうちは全く筆が進みません。
一般的に、ライターの仕事は以下のような流れで進みます。
一連の作業で時間を割かれるのが、構成作成と原稿執筆です。
特に構成作成は重要で、歴6年の今でも頭を使います。意外に思われるかもしれませんが、構成は原稿執筆より気が抜けない作業です。
構成は、いわば記事の設計図。調査結果を踏まえ入念に作り込まなければ、「何を主張したいのか?」がぼやけた不良品が出来上がってしまいます。多くの人が求めている情報にプラスして、新たな視点や既存記事にないエッセンスを組み込むのは、簡単ではないのです。
(4)駆け出しの頃は2000文字に2日間かかることも
では、初心者ライターは納品までにどれくらいの時間が掛かるのでしょうか?
個人差はありますが、最初はたった2000文字の文章に丸2日かかったこともありました。
一体時給は何円よ!?と、卒倒しそうになりますね。(笑)
ライターの仕事は感想文を書くことではありません。依頼者の意図をくみ取り読み手に響く文章を書く必要があるため、好き勝手に自分の考えや感情を書き殴るのとはわけが違います。
いくら作文が得意な人でも、慣れないうちは労力を消費するでしょう。
(5)どんな状況でも納期厳守
ライターに限ったことではありませんが、納期は何があっても絶対に守るというポリシーで仕事をしなければいけません。
実際にクラウドソーシング(在宅ワークサイト)を覗いてみると分かりますが、ライターの代りなんていくらでもいます。
専門知識を持ち「自分にしか書けない分野がある」という人なら別ですが、そうでないライターは常に”チェンジの危機”と隣り合わせです。
小さい子どもを抱えている人は、子どもの体調不良などで日中仕事をするのが難しいこともあるでしょう。私も子どもが0歳の頃からライターを始めたのでそのようなシーンが沢山ありましたが、夜中に起きて授乳や看病をしながら仕事をしていました。
「この人に頼めば安心だ。」という信頼感を勝ち取るためにも、納期厳守は基本中の基本です!
(6)音信不通になるクライアントがいる
悲しいことですが、記事を納品しても一向に連絡がなく音信不通になるクライアントもいます。
私の6年間のライター人生の中でも1回遭遇しました…。
- 納品した途端に返事が来なくなり原稿料の振込が遅れる
- 再三連絡してやっと返事がもらえる
など、困ったクライアントもいるのです。
私の場合、鬼チェースして何とか原稿料を振り込んでもらいましたが、タダ働きさせられた!という人もいるようです。
(7)二転三転する修正依頼で疲弊
契約にもよりますが、1~2度の修正依頼は普通です。クライアントが求める記事に仕上げるには、修正は欠かせない作業です。
しかし、クライアント自身が記事の方向性をきちんと把握していない場合、 修正依頼が二転三転し作業量が膨大になるケースがあります。
こうなると、書きにくいことこの上なし!
多数の案件を抱えていると、1本の仕事に割く時間はなるべく少なくしたいのが本音。クライアントの指示に振り回され、疲弊してしまうことも少なくありません。
そんなクライアント切っちゃえばいいじゃん。
と思う人もいるかもしれませんが、駆け出しの頃は収入が減るのが怖くてそれができません。
私の場合、継続案件を複数抱えられるようになって初めて「ちょっと仕事がしにくいな…。」というクライアントさんをお断りできるようになりました。
(8)継続案件のはずが頓挫することも珍しくない
「継続案件のご依頼です。」と言われても、結局単発で終わってしまうこともあります。
私はwebライターなので、主な仕事はWEBサイトに掲載する記事の執筆です。しかし、担当しているサイト自体が終了になるケースも少なくありません。
アクセス数が多い「生きたサイト」はライティング案件がどんどん舞い込みます。しかし、アクセス数が伸びないサイトは更新がストップし、運営自体が打ち切りになることもあるのです。
ライター業は水物商売です。
収入安定のためには、ライティング作業だけでなく ”新規クライアント獲得”のために努力し続けなければいけないのです。
(9)厳しく自分を律する必要アリ
先にお伝えしたように、駆け出しライターの頃は低単価案件を書き続け、ライティングスキルを上げる作業が必要です。私自身、最初の1年間は1本1,000円ほどの安い案件を書き続けました。
実は、ライター人生で一番つらいのがこの期間です。
何時間もかけて記事を書いても収入はごくわずか。最初の1年目は、もはや修行です…。
この期間を乗り越えられない人は、ライターで成功するのは難しいでしょう。
- 低単価案件でも真剣取り組みライティングスキルを上げる
- 安い案件でも手を抜かず継続案件ゲットに向けて努力する
- ライティング実績ができるまで辛抱強く踏ん張る
このように、自分を律して頑張り続けることができるか?も、ライター成功の大きなポイントになります。
(10)依頼次第で書きたくない文章を書く苦痛
ライターをしている以上、依頼次第で書きたくない文章も書かなくてはいけません。”苦手分野”や”自分の思想とは異なる分野”を書く時は、思うように筆が進まず苦労することもあるでしょう。
しかし、未経験分野に取り組むのはライターとして成長できるチャンスです。
ライターを名乗るためにも、そのような状況もプラスに捉え、どんな文章でも書けるスキルを養いましょう。