田舎でスローライフをするなら移住支援制度を利用しよう!

田舎でのスローライフの現実は?田舎暮らしに必要な資金や移住支援についても紹介!
(画像=『移住したい』より引用)

ここまで述べてきたように、田舎への移住でスローライフを叶えるには、事前の情報収集や計画・準備、そして少なからず費用が必要になってきます。こうした移住計画をスムーズに進める方法のひとつが、各自治体が設けている移住支援制度です。

制度を活用することで、移住に関する情報・サポート、また移住やその後の暮らしに関するさまざまな補助金を受けられます。支援内容は自治体によって異なるため、移住先候補の自治体に問い合わせてみてください。ここでは一般的なものをいくつか紹介します。

移住準備・お試し暮らしのサポート

移住先で理想的なスローライフが実現できそうかを知るには、入念な下調べや現地訪問が欠かせません。できればある程度の期間、現地で実際に移住生活を体験してみることが理想的です。

そこで利用したいのが、各自治体が設けている移住相談窓口です。移住候補地が絞れてきたら、まず該当する自治体の移住相談窓口に相談することをおすすめします。情報提供だけでなく、積極的に移住支援を行う自治体も増えており、総合的なサポートが受けられます。

自治体によっては、移住体験ツアーやお試し暮らし住宅など、現地での生活を体験する機会もあります。自分で宿などを手配する場合に比べ、ごく低コストで移住体験ができるため、ぜひ活用したいところです。また、移住準備のための訪問について交通費や宿泊費などの補助金を支給する自治体もあるため、前もって相談しておいて損はありません。

住宅取得に関する補助

多くの自治体で、移住者の住宅購入や住宅修繕について補助金が出る制度が設けられています。特に、若い世代や子育て世帯は補助の対象となる場合が多いでしょう。賃貸住宅に関しても費用補助が出る自治体や、相場に比べて費用の安い移住定住促進住宅を設けている自治体もあります。

空き家バンク

地方では空き家問題が深刻であることから、自治体が空き家情報を募集し希望者に情報提供する空き家バンク事業は広く行き渡っています。かなりの格安物件が掲載されていることもあり、とにかく住宅費用を抑えたい、またはあえて古民家に住みたいという場合には有力な選択肢です。

ただし、安いからといって軽い気持ちで契約しては、想定外の出費や不具合に後で悩まされる可能性があります。掲載情報では詳細がわからない場合も多いため、現地での確認は必須と言えるでしょう。
例えば無人になって長い期間が経った古民家などでは、傷みが激しく入居前に大規模な修繕が必要な場合もあります。修繕の費用や期間もしっかり見積もることが大事です。

まとめ

田舎でのスローライフの現実は?田舎暮らしに必要な資金や移住支援についても紹介!
(画像=『移住したい』より引用)

田舎に住んだからといって、自動的に気ままなスローライフが実現できるわけではありません。時間や環境に縛られる要素が意外と多く、思ったよりも自分のペースで生活できないと感じる可能性もあります。

理想のスローライフを叶えるには、旅行者ではなく住民として暮らした場合のシミュレーションをしっかり立てておきたいところです。イメージだけで先走らず、田舎暮らしの現実を知っておくことで、移住地選びや必要な準備、心構えに役立つでしょう。費用面についても、田舎暮らし特有の出費なども考慮して計画しておく必要があります。

さまざまな懸念点はありますが、田舎暮らしで得られる自然の豊かさや開放感は、スローライフにはぴったりの代えがたい環境です。自治体の移住支援制度もうまく活用し、憧れのスローライフに向けて計画を進めてみてはいかがでしょうか。


提供・移住したい

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