夢を叶える過程には、絶対に辛いことも大変なことも悔しいこともある。でもそれを乗り越えた先に、今まで見たことがない景色がある。「素敵な靴は素敵な場所に連れていってくれる」というヨーロッパのことわざにあるように、素敵なペディキュアが前へ進む気持ちを後押ししてくれるはず。

「Nizi Project(通称、虹プロ)」を観ていた人はいるだろうか。

地上波で放送されるたびにTwitterのトレンドランキングにいくつも関連ワードが入るくらい注目を集めていたオーディション番組。2PMやTWICEなどを手掛けた世界的プロデューサー・J.Y.Park氏の事務所JYPエンターテイメントと、日本のソニーミュージックによる共同プロジェクトで、1万人を超える応募者の中から最終的に9名が選ばれ、ガールズグループとしてデビューすることになった。(まだ観ていない人はHuluでぜひチェックしてほしい!)

ネタバレになるので詳細はあまり書かないようにするが、この番組を観ながら確信したことは、夢を叶えるために必要なのは才能ではなく、ひたむきな姿勢と絶え間のない努力だということ。

ダンス経験者なのにJ.Y.Park氏から「全然練習してこなかった人」と言われてしまう人もいたけど、それを悲観的に捉えず、「絶対デビューする」と強い気持ちを持って毎日必死に努力をしてデビューを決めたり、あるダンス未経験の子は「あなたはダンスが得意ではない」とJ.Y.Park氏から言われても練習を重ね、ダンス経験者の子たちと横並びで踊れるくらいになったり。

夢を叶えるためにひたむきに努力し続ける彼女たちの姿を観ながら、自分も今までそうだったなぁとしみじみ感じた。

私は大学卒業してすぐにフリーランスの美容ライターとして2年間活動し、現在は美容家として活動をしているが、過去にライター経験はゼロだし、美容の資格を持っているわけでも何でもなかった。

書くことに関してはむしろ苦手意識があって、大学の授業で書くちょっとしたレポートすら億劫になっていたくらい。

でも、「たくさんの女性に美容の情報を分かりやすく伝えていきたい」という夢を持っていたから、先輩ライターさんの文章を研究したり、本をたくさん読んだり、1日中ずっとPCと向き合って文章を書く練習をしたりと毎日がむしゃらに必死に努力をして、ついに三代美容雑誌の一つであるVOCEで連載をさせていただくことになった。

美容家としては、メイクやカラー、肌、化粧品について勉強をして資格をとって、今ではサロンでレッスンをしたり、メディアでケアやメイクについて発信をさせていただく機会が増えている。

美容ライターとしても美容家としても自分に才能があるとは思わないけど、常に「夢を叶える」と強い気持ちを持って、そのときの自分に出来ることを精一杯やってきたから、今までいくつもの夢を叶えてこれたのだと思う。

虹プロでも、J.Y.Park氏が「才能ではなく努力で夢を叶える」と話していた。本当にその通りだ。

だからもし今何か叶えたい夢がある人は、才能があるとか無いとかを考えるよりも、その夢に向かって努力し続けられる覚悟があるかを考えた方が良い。夢を叶える過程で、絶対に辛いことも大変なことも悔しいこともあるから。でもそれを乗り越えた先に、今まで見たことがない景色がある。