29日、韓国ソウル市の繁華街・梨泰院(イテウォン)にて、ハロウィンの仮装を楽しんでいた若者ら150人以上が死亡する雑踏事故が発生。

日本人も女性2人が犠牲となり、インターネット上では遺族への配慮に欠く報道への疑問の声も上がっています。

■3年ぶり“梨泰院ハロウィン”で雑踏事故

新型コロナウイルスの感染対策が緩和され、3年ぶりに行動制限のないハロウィンナイトを迎えた梨泰院。米軍基地が近く、元々外国人が多く集まるエリアで、人気ドラマ『梨泰院クラス』の舞台になったこともあり、事故当日の29日は多くの若者が集まっていました。

事故が起きた場所は傾斜のある狭い路地で、犠牲者の多くは20代~30代の若者。その大半が圧死と見られていると報道されています。

■遺族へのインタビューが放送される

この事故は日本でも大きく取り上げられ、30日放送の『Mr.サンデー』(フジテレビ系)でもトップニュースとして報道。番組冒頭で、事故で亡くなった2人の女性の身元が判明したことが改めて伝えられ、番組内では、遺族の父親へのインタビュー映像も放送されました。

同日の午後5時過ぎに、外務省から連絡を受けたという亡くなった女性の父親は「(娘は)韓国へ留学していました」「(娘に)電話してもつながらなかった」「かけていたら警察官が出た」とコメント。その後、番組スタッフから「将来の夢は?」「どんな娘さんでしたか?」という質問に、淡々と応じる様子が映されました。