無理なく節約する方法4選

「節約」と聞くと「我慢」という言葉が思い浮かぶかもしれませんが、それでは長続きしません。思いつきで無理な節約を始めても続きませんし、「また続かなかった」とヘコむだけ。無理せず長く続けられる節約にはコツがあるのです。

節約術1. 固定費の見直しから

長い目で見た場合の節約はまずは仕組みづくりから。最初に取り組むべきことは固定費の見直しです。固定費とは、携帯電話代などの通信費、光熱費、保険料など、一定期間につき決められた支払いがあるものです。

例えば、通信費の場合は、明細書をチェックし無駄なオプションを解約するようにしましょう。契約時に付けていたオプションがそのままになっていることもあります。

スマホの場合、プランを見直したり格安スマホに変えたりすると、料金を抑えられることがあります。ただし、つながりにくかったり、故障したときに相談できる窓口がなかったりとデメリットがある可能性もあります。

光熱費に関しては電力の自由化で誕生した新たな電力会社を検討してみましょう。各社のウェブサイトでは、使用電力などを入力して電気代をシミュレーションすることができます。

オール電化住宅や使用電力が少ない場合は、メリットが少ないかもしれませんが、一般的な家庭であれば10%程度安くなることもあります。

固定費の中でも割合が高いのが保険料です。生命保険と損害保険(火災保険、自動車保険)の契約内容をチェックしましょう。加入したときには必要だった保障がいらなくなっていることもあります。

特に生命保険については「どんな保障が」「いつまで」必要なのか、「貯蓄で代用できないか」を考え、不要なら入り直すことも検討しましょう。

インターネットの比較見積もりサイトで簡単に比較できます。必ず安くなるとは限りませんので、まずはシミュレーションしてみましょう。

節約術2. クレジットカードのポイントにも注目

クレジットカード決済でもらえるポイントにも注目しましょう。

一般的に200円もしくは100円の買い物で1ポイント付与されます。クレカやサービスにもよりますが、1ポイント=1円として加盟店で使えることが多いようです。

キャンペーンなどで、加入時に数千ポイントもらえたり、付与率が数倍になったりすることがあるのでうまく活用しましょう。

しかし、「ポイントがもらえるから」「お得だから」と無駄な買い物をしてしまわないように注意する必要があります。

簡単に貯める方法としては、「固定費の支払いをクレジットカード払いにする」ことです。光熱費、通信費、保険料などはたいていクレジットカード払いにできます。

最近では税金もクレカ払いできるようになってきています。手数料はかかりますが、それ以上にポイントが付与されることもありますので、サイトで確認しましょう。

節約術3. ローンの契約・見直しでは金利がなるべく低いところを選ぶ

住宅ローン、自動車ローン、エステなどの「ローン」を見直すことも節約につながります。これから契約する人も含めて着目したいのは「金利」です。借入の金利によって、同じ金額の借入でも支払い額は大きく変わります。

例えば、100万円を期間3年、元利均等返済で借りる場合、金利が2%なら利子は3万1,133円ですが、金利が4%の場合は6万2,863円と利子がほぼ2倍になってしまいます。

商品の購入先でローンを組むと信販会社のローンのため金利が高くなりがちです。少し面倒ですが、銀行などで借りると金利を抑えることができます。

節約術4. ふるさと納税で生活必需品をまかなう

税金の支払いで節約につなげられるのが「ふるさと納税」です。これは自治体に寄付した合計金額から2,000円を差し引いた額が、所得税・住民税から控除されます。

支払う税金の額が減り、さらに寄付した自治体からお礼として「返礼品」が返ってくるのが特徴です。お米やお肉などの食品を選べば食費を節約できますし、衣服やトイレットペーパー、タオルセットなどを用意している自治体もあります。

ふるさと納税で還付・控除される額は年収によって上限が異なります。例えば、年収350万円で独身なら3万4,000円が上限です。ぜひチェックしてみてください。

ケチにならず節約上手になろう

いくらお金を貯めたいからと言っても、周りから「どケチ」認定されては最終的に損することにつながりかねません。

自分も周りも気持ちの良い節約上手を目指しましょう。

文・fuelle編集部