こんにちは、ファッションスタイリスト&ライターの角佑宇子(すみゆうこ)です。襟や袖が装飾的なデザイントップスが流行して早数年。意外にもこのトレンドは息が長く、今季も多種多様なアイテムが登場しています。それと同時に、引き続き注目度が高くなっているのが“つけ襟(えり)”。

レースのつけ襟
画像:WEAR
ですがいくらトレンドとはいえ、問題はやっぱり着こなし方。とくにつけ襟は一歩間違えると中世貴族やピエロのような滑稽な印象を与えかねません。そこで今回は、挑戦したいけどやや難あり!なつけ襟を上手に取り入れるコツをご紹介します。

◆つけ襟の魅力って?

去年、一昨年はビッグカラーといってセーラー服のように大きな襟のトップスがトレンドになっていました。この流行の背景には「一枚着るだけで確実に映える・おしゃれ見えする」という理由があるのですが、いっぽうで廃れると古見えし確実に着られなくなるというデメリットがあります。その点をカバーするのがつけ襟です。

つけ襟は手持ちのトップスにサッとつけるだけで、トレンドの着こなしを楽しむことができます。新しくデザイントップスを買わずとも手持ち服を活かせるというのが最大の魅力ですね。すでに持っている服に新鮮さを与え、アイディア次第でたくさんの着こなしアレンジができる小物はひとつ持っていると非常に便利です。

ちなみにこのつけ襟ブーム、今にはじまったものでもありません。前回は2010年前後に流行していました。当時と現在では流行のデザインもまったく違いますが、それでもつけ襟という小物の特性上、10年前に購入したつけ襟をつけても意外とすんなり今っぽい着こなしができます。流行のサイクルは定期的にやってくるので、今買って廃れたとしても長く持っていればまた何年後かに使える可能性はおおいにあります。