・キム・スヒョンが、現在新韓国ドラマ『涙の女王』の出演オファーを受けて検討しているという。
・彼は2021年11月放送のCoupang Play(ク―パンプレイ)シリーズ『ある日~真実のベール』以来、次期作が待たれている状態だ。
・そんな彼は早い段階で俳優としての知名度を上げているが、そこに至るまでに“俳優”になるための真摯な姿勢と苦労があった。
キム・スヒョンが、ドラマ『涙の女王』の出演オファーを受けて検討しているという。
本作の脚本を手掛けるのは、SBS『星から来たあなた(2014)』、KBS『プロデューサー(2015)』を執筆したパク・ジウン作家で、出演が実現すれば3度目の顔合わせとなる。
過去2作品で相性の良さを見せただけに、現在行く末が注視されている状況だ。
キム・スヒョンと言えば、2011年に出演した『ドリームハイ(KBS2)』以降、出演作が軒並みヒットを放っており“キム・スヒョンが出るならきっと面白い”というイメージを持っている人は多い。
そんな彼が、2017年に入隊し約2年間のブランクをものともせず、tvN『サイコだけど大丈夫』で華麗に俳優復帰を果たしたのも、納得である。
俳優になってからというもの、あまり無名時代を過ごすことなく、知名度を広げた印象のあるキム・スヒョンだが、そこに至るまでに、歯を食いしばって鍛錬してきているのをご存じだろうか。
キム・スヒョンは幼少期、心臓を患い病室で一人過ごすことが多かった。そのためか、ひどく内向的な性格だったという。
そんな消極的な姿を見た実母は、状況を打破しようと弁論講座か演技指導の教室へ通うことを勧める。人前で話すことは無理だと感じたキム・スヒョン青年は、演技塾を選択。
そこで出会った延世大学の演劇サークルの学生と意気投合し、高校1年生ながら大学生と共にお芝居を作ることに。この時、自身を誘ってくれた学生が、学生連合に粘り強く交渉し、在学生以外の参加の許可が下りた時は泣いて喜んだという。
あまりにものめり込んだ結果、学生会館で生活を始めてしまうほどだった。
こうして“演技”に魅了されたキム・スヒョン青年だったが、延世大学に演劇の専門学科はなく、演技が学べる大学への進学を決意。そして(まさかの)3浪の末、2009年に中央大学演劇映画学科へ入学する。
そこには、何としてでも演技を学びたいという強い意志があったようで、入学時はすでにデビュー後だったが、休むことなく真面目に通学していたという証言がある。
その証拠に、彼に対する“演技論争”は、起きたことがない。
いつも、どんな時も俳優として演技し続けたい。演技に対して、常に真摯に向き合いたいという思いが、彼の出演作を成功へと導いているのだろう。
キム・スヒョンは、演技賞を受賞するたび「俳優として一生懸命頑張るので、見守っていてください」とコメントしている。
これは特定の誰かに言うでもなく、ただ自身のこの言葉を耳にした関係者、そしてファンや視聴者に宣言することで、自分を戒めているのかもしれない。
それほどまでに“演技”に魅了されているキム・スヒョンが「演じたい」と決めた役が、物語が、面白くないわけがないのだ。
果たして『涙の女王』へは、出演するか否か、彼の答えは‥?