・ミュージカル俳優として活躍するキム・ジュンスが、新しいキャラクターで舞台に上がった。
・演じるのは、有名なブロードウェイミュージカル『ウエスト・サイド・ストーリー』の主人公トニー。
・そこで、ファンから大きな期待が寄せられている“トニー”の役柄をご紹介!


歌手兼ミュージカル俳優として活躍中のキム・ジュンス(以下、ジュンス)。

来る12月23日~25日のクリスマスには、ソウルのコエックスホールDで、オーケストラを従えたコンサートを行う予定となっている。

ミュージカル俳優としても人気の歌手キム・ジュンス

精力的に活動を続ける彼は現在、11月17日に開幕したミュージカル『ウエスト・サイド・ストーリー』にも出演中。ファン待望の新作ミュージカルで、“トニー役”を務めている。

『ウエスト・サイド・ストーリー』は、1957年に初演されたブロードウェイミュージカル。原作は、シェイクスピアの戯曲『ロミオとジュリエット』を元にしており、ミュージカル好きの間では有名な作品だ。

過去には映画化もされているため、タイトルだけ知っているという方も多いのではないだろうか。

物語の舞台は、ニューヨーク、ウェストサイド・マンハッタン。

ニューヨークの社会的背景を織り込みつつ、ポーランド系アメリカ人のギャング“ジェット団”と、プエルトリコ系アメリカ人の“シャーク団”という2つの少年非行グループの勢力争いと葛藤、その抗争の中で運命のような恋に落ちるトニーとマリアのストーリーが描かれている。

ジュンスが演じるのは、憎悪と偏見が支配する世界で、愛の偉大さを知る主人公のトニー。

彼はもともとはジェット団のリーダーで、親友に連れられ参加したダンスパーティーで、マリアと出会い、2人は恋に落ちる。

しかし、マリアは敵対関係にあるシャーク団リーダーの妹。トニーは、シャーク団の怒りを買ってしまう。

すでにギャング活動をやめ、普通に暮らしていたトニーだったが、マリアからギャング団の決闘を止めさせるよう頼まれ、決闘の地へ向かう。ところが、そこで悲しい事件に巻き込まれる。

トニーは仲間が刺されたことに激高し、ギャング間の抗争はさらに激化。トニーとマリアの運命と思われた恋にも、衝撃的なラストが訪れる‥。

キム・ジュンス

ミュージカル俳優としても活躍するジュンスは、『モーツァルト!』『デスノート』『ドラキュラ』『エリザベート』『エクスカリバー』など、海外作品に続けて出演している。

特に彼は、これら作品の韓国初演時に出演し、世間の熱い関心と興行を導いたことで、初演の“興行保証小切手”と位置付けられている。

興行保証小切手:出演すると、ヒットが保証される俳優を指す

韓国メディアによると、彼にとって『ウエスト・サイド・ストーリー』のトニー役は、2019年に上演された『エクスカリバー』以後、約3年ぶりとなる新しい作品とキャラクターなのだという。

それだけに開幕前から、ファンからは大きな期待が寄せられていた。

彼は開幕を迎え「新しい人々と新しい舞台、そして新しい衣装で戻ってくるミュージカル『ウエスト・サイド・ストーリー』は、いよいよ今日観客との初めての出会いを準備している。僕を始め、みんなが一つになって一生懸命準備しただけに、舞台でそのエネルギーがそのまま伝わってほしい。初舞台を皮切りに、観客と共にする旅程にときめきがいっぱいだ」と伝えている。

『ウエスト・サイド・ストーリー』は、来年2023年2月26日まで、ソウル忠武アートセンター大劇場で上演予定。

渡韓の予定がある方、これから予定を組む方、これを機に彼の演じるトニーをご覧になってはいかがだろうか。