株式投資における楽しみの1つに株主優待があります。株主優待は、自社商品や割引券・金券などがもらえるうれしい制度です。しかし、どの銘柄を選んで良いのか悩んでしまいますよね。

そこで今回は、家電量販店と、運輸業の有名銘柄の株主優待をそれぞれ比較してみました。

家電量販店3社の株主優待を比較

冷蔵庫や洗濯機などの家電は、価格が高い傾向にあります。そこで役立つのが、家電量販店の株主優待で手に入るお買物券や割引券です。

ここでは、ヤマダホールディングス<9831>、ノジマ<7419>、ビックカメラ<3048>の株主優待券を紹介します。

2022年11月2日現在の最低投資金額や利回りなどで優待内容を比較していますので、ぜひ銘柄選びの参考にしてみてください。

ヤマダホールディングス

ヤマダホールディングスの株主優待は、500円分のお買物優待券です。同社の株式を100株以上保有すると、年に2回、500円分1枚と1,000円分2枚のお買物優待券がもらえます。

全国にあるヤマダデンキの店舗で税込1,000円以上のお買い物をすると、1,000円ごとに1枚(500円)の優待券を利用できます。

お買い物優待券は、500株以上の保有で年5,000円分、1,000株以上の保有で年10,000円分、10,000株以上の保有で年50,000円分まで増える仕組みです。

株主優待を得るために必要な最低投資額は4万7,700円(2022年11月2日現在)であり、ノジマやビックカメラと比較すると手ごろに取得できます。

『ヤマダデンキ』でお買い物をする機会が多い人だけでなく、初めて株式に投資をする人にもおすすめできる銘柄です。

ヤマダデンキ公式サイト(株主優待情報)

ノジマ

ノジマの株主優待は、『ノジマ』の全店舗やインターネット通販『Nojima Online(ノジマオンライン)』で利用できる、株主優待割引券と株主来店ポイントなどです。

同社の株を100株以上保有する株主には、最大12,000円相当(最大1,000円相当の株主優待割引券5枚×年2回+株主来店ポイント券(500ポイント)2枚×年2回)が還元されます。

株主優待割引券は、『ノジマ』で買い物をしたとき、支払い方法(現金・クレジットカードなど)に応じて最大10%の割引きが受けられる優待券です。株主来店ポイント券は、『ノジマ』の店頭に持参するとノジマスーパーポイントと引き換えできます。

還元相当額は、保有株式数で決まる仕組みです。200株以上で最大24,000円相当、500株以上で最大62,600円相当、1,000株以上で最大128,200円相当を還元してもらえます。

ノジマの優待利回りは8.67%(2022年11月2日現在)と、ヤマダホールディングスやビックカメラよりも高いです。

『ノジマ』でお買い物をする機会が多い人にとっては、特にお得な銘柄といえるでしょう。

ノジマ公式サイト(株主優待情報)

ビックカメラ

株式会社ビックカメラ<3048>は、家電量販店『ビックカメラ』を全国で展開する企業です。子会社には、株式会社ソフマップや株式会社コジマなどがあります。

同社の株式を100株以上保有していると、年に2回、合計3,000円分のお買物券が贈呈されます。お買物券は、『ビックカメラ』や『ソフマップ』、『コジマ』の店舗またはインターネット通販で利用が可能です。※一部利用できないケースがあります。

贈呈枚数は保有株式数に応じて決まる仕組みであり、500株以上の保有で年間5,000円分、1,000株以上で年間10,000円、10,000株以上で50,000円分が贈呈されます。

また、ビックカメラでは保有期間に応じた優待も実施しています。100株以上を1年以上2年未満継続して保有している場合は1,000円分、2年以上の継続保有で2,000円分を、年に1回追加で贈呈してもらえます。

2022年11月2日現在、ビックカメラの優待利回りは2.59%でした。

『ビックカメラ』は、家電だけでなく日用品やお酒、食品などと幅広く取り扱っています。生活必需品をお得に購入したい方は、ビックカメラに投資をしてみてはいかがでしょうか。

ビックカメラ公式サイト(株主優待情報)