冬といえばこんな言葉が有名

冬といえばどんなイメージ?イベントや食べ物など季節を感じるものたちをご紹介
(画像=unsplash.com Folkより引用)

冬といえば、日本古来の季節を表す言葉がたくさんあります。冬の言葉は4つの季節の中でも特に美しく、中でも厳しい寒さを抒情的に現している物が印象的ですね。

冬になるとテレビやラジオで耳にするけれど、意味が分からない言葉もあるかもしれません。冬を現す美しい言葉は、年賀状や手紙に使うこともできますよ。

①冬将軍

冬といえば、天気予報などで「冬将軍」という言葉を聞くことが増えますね。冬将軍とは、冬の厳しい寒さを擬人化した言葉です。

シベリア寒気団、またはそれに関連して訪れる低い気温のことを指します。言葉の語源は、「general frost」という英語だと言われています。

フランスの軍人であるナポレオンがモスクワを攻めた際、あまりの寒さに撤退することになりました。それをイギリスの新聞が「ナポレオンがgeneral frostに負けた」と報じ、日本語に訳したものが「冬将軍」です。

②雪化粧

冬といえば、「雪化粧」という言葉をイメージする方もいるでしょう。雪化粧とは、雪が降り積もり真っ白になっている景色のことを指します。

まるで野山がおしろいをしたかのような、面白い表現ですよね。「雪化粧をした富士山」「山々が雪化粧をほどこす季節」などという使い方をします。

ちなみに同じような言葉に「銀世界」という物もありますが、これはあたり一面にすべて雪が積もっているという広範囲な景色に使います。それと比較すると「雪化粧」は、山や庭などの一部分を指して使うことがほとんどです。

③三寒四温

冬といえば寒さをイメージしますが、寒暖の周期を現す言葉に「三寒四温」があります。これは、寒い日が3日続くとそのあとに4日暖かい日があるという中国由来の言葉です。

中国や朝鮮半島の一部ではそのような周期の気候が特徴となっており、本来はそれらの気候を表現するために用いられました。

日本では、「三寒四温を繰り返しながら春を迎える」というように、だんだんと暖かくなってくる晩冬に使われます。また、秋から冬に移り変わる時期に使われることもあります。

④寒椿

冬といえば花々のイメージはあまりありませんが、冬に咲き誇る種類の中に寒椿があります。通常の椿よりも早い10月に先始め、12月までにピークとなる寒椿は、俳句の季語として親しまれている美しい言葉です。

山茶花と椿の交配種と言われており、冬椿と呼ばれることもあります。遠目には春に咲く椿とほとんど違いがありませんが、咲く時期の他に散り方にも大きな差があります。

春の椿が花ごとぽとんと落ちるのに対し、寒椿は1枚1枚花びらが落ちていく散り方です。

冬といえばイメージするもの特集まとめ

冬といえばイメージする行事や、冬に美味しい食べ物を紹介しました。冬は寒さが厳しい季節ですが、日本の伝統的なイベントや、旬な食べ物など、冬ならではの楽しみ方がいくつもあります。

また、冬といえばイメージする美しい言葉を知っていると、手紙や会話に深みをもたせることができるでしょう。 冬の魅力や言葉の面白い行事を知って、季節を楽しむ糧にしてみてはいかがでしょうか。

提供・Folk



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