自分の異動が決まった時には、お世話になった方々に感謝の気持ちを込めたプレゼントを準備したいものですよね。そこで今回は、自分が異動するときに皆さんに配りたい、おすすめのプレゼントをご紹介。気になるマナーについてもお届けしています。
自分が異動する時にプレゼントは必要？
短期間でも長期間でも、お世話になった部署から異動をすることになったときにはきちんと感謝の気持ちを伝えたいもの。
特に部署の方々などにご挨拶に回る時には、何かプレゼントのようなものを準備したいとお考えの方も多いかもしれません。
自分が異動するときのプレゼントの要不要は職場にもよりますが、基本的に配って損をすることはありません。
禁止されている職場や慣例として一切行っていない職場ではない限り、異動時にプレゼントを配ることは感謝の気持ちを上手に伝えられる手段となります。
配るかどうか悩む……というときには、配っておく方が良いでしょう。
自分が異動するときのプレゼントの選び方とは
配属から異動するまでの間、お世話になった方への気持ちを表すプレゼントですが、実はその選び方や渡し方には気を付けるべきポイントがあります。
うっかりマナー違反をして最後に印象を悪くしないよう、しっかりとプレゼントのマナーを押さえておきましょう。
異動のプレゼントはみんな同じものにする
お仕事をしている中では、自分の中でも「特にお世話になった人」と「そうでもない人」があるかと思います。
ですが、プレゼントに差をつけてしまうのはNG！
コーヒーが苦手な方に紅茶にする、女性と男性で色を分ける、ぐらいのものでしたら良いのですが明らかに見た目や金額が違うプレゼントを渡すと、職場の雰囲気もギクシャクしてしまいます。
どうしても特別にお世話になった方に異動のお礼をしたいなら、みんながいる前ではなく、自分とその人だけがいる場所でこっそり渡すようにしましょう。
手作りのものは避ける
ハンドメイド好きの方であれば、異動の際に自分で作ったお菓子や雑貨を贈りたいと思う方も多いかもしれません。
ですが、ハンドメイドのものは「衛生的に不安」「処分しづらい」と不評なことも。
個人的に趣味の合う人にプレゼントする分にはよいのですが、職場で自分からプレゼントするのは避けたほうが良いでしょう。
特にこのコロナ禍では手作りの食べ物類は避けたほうが無難です。
高価なものはNG
特に自分が長くいた職場であれば気持ちも昂り、「少しでも良いものを！」と高価なプレゼントを準備したくなるかもしれません。
ですが、余り高価なプレゼントはお相手の方が「自分も何かお返しをしなくてはだめなのかな？」と気にしてしまうので、異動の際には避けたほうが良いでしょう。
金額相場的には、100～500円ぐらいのプチプレゼントがベスト。
どうしても良いものを準備したいというときでも、1000円は超えないようにしましょう。
ただし、社内で異動のプレゼントの大体の相場が決まっているときにはそれに準ずるようにするのもポイントです。
縁起の悪いものは避ける
日本では、プレゼントにするには縁起が悪いといわれているものがいくつかあります。
特に年配の方が多い職場や、格式を重んじる方が多い職場では、異動のプレゼントとして自分から選ぶことは避けたほうが良いでしょう。
お菓子以外のプレゼントを選ぶ予定の方は、チェックしてみてください。
■ 【縁起が悪いプレゼントの一例】
・ハンカチ…「手巾（てぎれ）」と書き「手切れ」を連想させる
・櫛…「苦」「死」を連想させる
・鏡、陶器など…「割れる」を連想させる
・文房具…「勤勉に」という意味があるため、特に目上の人にはNG
・靴下…「踏みつける」という意味があるため、目上の人にはNG
・お茶…弔辞に使われるため不向きだが、パッケージが華やかなものならOKという見方も。
賞味期限が短いもの等も避ける
生菓子や無添加のドリンクなど、賞味期限が短いプレゼントは避けたほうが無難。
自分が異動をする日にお休みをする方や外回りで直帰してしまう人には渡せませんし、場合によっては持ち帰りや保管に困ることも。
プレゼントに食品を選ぶときには賞味期限が長いものをチョイスするのはもちろん、要冷蔵のものや崩れやすいもの、重たいものも避けるようにしましょう。
また、お菓子の詰め合わせを選ぶときには、コロナ禍ということも考慮して個包装のものを選ぶとスマートです。
誤解されるようなものにも要注意
特に女性から男性の方など異性への異動のプレゼントには、ハートモチーフのものや「お世話になりました」以上のメッセージを感じさせるものは避けたほうが良いでしょう。
場合によっては勘違いをされてしまったり、既婚者の場合はお相手のご家族に不快な思いをさせてしまうことも。
職場はビジネスの場でもあるので、節度のあるプレゼントを自分で選ぶのも大切です。
