人生100年時代、老後破産は他人事ではありません。
今回は老後破産のエピソードについてfuelle編集部が取材しました。

昔から羽振りが良かった大叔母、仕事を辞めても金遣いは荒いまま

独り身で貯金も多く、昔から羽振りがよかった私の大叔母が、90歳で自己破産したエピソードを紹介します。
若い頃から働き者で、養う家族もいなかったことから資産が多かった大叔母は、親戚や友達などにたくさんお金を使っていました。
何かあればその大叔母がお金を出してくれていたので、私もよくお世話になっていました。
しかし、仕事を辞めてしまえば、そんな生活が長くは続かないことは明らかです。
70歳を迎える頃には資産が尽きてしまいました。
それでもしばらくは年金でやりくりをしていたのですが、金遣いの荒さは年をとっても治ることがなかったようで、少ない年金から周りの人に奢ったり高い買い物をし続けていました。
最終的には消費者金融から借金までして周りに羽振りの良さを見せており、手がつけられなくなりました。
当時大叔母は甥の自宅の一角に住まわせてもらっていたのですが、そのことが原因で甥と絶縁することになり、住む場所までなくなりました。