「お金持ちになれば好きなだけお金を使える」と思っている人は多いかもしれません。しかし、本当のお金持ちの中には節約に取り組み、収入や資産額に比べてはるかに少ないお金で生活している人もいます。質素倹約を心掛け、無駄なお金を使わないからこそお金が貯まるのです。

では、富裕層が実践している節約ポイントはどこにあるのでしょうか。お金持ちの習慣を見習って、あなたも節約に取り組んでみませんか。

見栄を張るためにものを買わない

周囲から注目を集めるために、ものを買ってしまうことはないでしょうか。自分の所有物を褒められたり、うらやましがられたりすることに喜びを感じる人もいるでしょう。

しかし、お金持ちは周囲に見栄を張るためにものを買うことはありません。所有物で自分の価値が決まるわけではないことを理解しているからです。

見栄を張るのをやめれば、無駄な買い物がなくなってお金を貯められるようになるでしょう。

不要な手数料・利息を払わない

お金持ちの多くは、手数料や利息を払うことを嫌います。費用対効果を重視しており、手数料や利息の負担を減らすために、複数の商品・サービスを徹底的に比較検討します。

たとえば、資産運用をする際には、金融商品の手数料が運用成果に大きな影響を与えます。そのため、少しでも手数料が安い金融商品を探して投資を行います。

事業やマイホーム購入のために借入をする場合は、金利に強くこだわります。適用金利が少し違うだけで、毎月の返済額や総支払額に大きな差が生じるからです。また、少しでも好条件で借りられるように複数の金融機関にアプローチします。

お金持ちになりたいなら、不要な手数料・利息を払っていないか見直してみましょう。

生命保険は最低限しか入らない

生命保険は、契約者が死亡した場合に保険金が支払われるため、家族の生活保障として有効です。しかし、加入しすぎると保険料が高くなり、家計を圧迫してしまいます。お金持ちは生命保険を最低限にすることで、保険料の負担を抑えています。

生命保険は、あくまでも万一のときに備えて加入するものです。また、国民年金や厚生年金に加入していれば遺族年金を受け取れます。自分が亡くなっても残された家族が生活していけるだけの貯金があるなら、「生命保険に入らない」という選択肢もあるでしょう。

生命保険は長期にわたって保険料を払うので、見直すと大きな節約効果を得られます。無理なく節約するために、生命保険に入り過ぎていないかチェックしてみましょう。