2022年になっても物価やエネルギー代の高騰が続いています。とくに、寒い冬はガス代が他の季節より高くなりやすいので節約を心がけたいものです。

では、ガス代を抑えるにはどうしたいいのでしょうか。今回は、ガス代を高くしてしまっているNG行為を、ファイナンシャル・プランナー(FP)の續(つづき)恵美子さんが解説します。

ガス給湯器の設定温度が高い

ガス給湯器の設定温度が高いと、そのぶんガス使用量が増えてしまいます。寒い季節になると、ついシャワーの温度を上げたり、洗面や食器洗いなどでもお湯を使ったりします。しかし、温度の上げ過ぎには気をつけましょう。

食器を手洗いしている人は、食洗機の利用を検討するのも選択肢の一つです。購入のための初期費用はかかりますが、長い目で見ると水道代と合わせて節約につながります。

ガス代節約のつもりで水からお湯を沸かす

ガス給湯器にかんしては、給湯器のお湯を使ったほうがガス代の節約につながることもあります。たとえば、パスタや麺を茹でたりお風呂のお湯を沸かしたりするときは、水からではなく給湯器のお湯を鍋や浴槽に入れて沸かしたほうがガスの使用量が少なく済むでしょう。

鍋やフライパンを洗ってすぐに火にかける

鍋やフライパンの底が濡れたまま火にかけると、まずそれを蒸発させるためのエネルギーが必要でガスを余分に使います。火にかける前に底が濡れていないかチェックし、水分をよく拭き取ってから火にかけましょう。

また別の鍋に置き換えるときなどは、点火・消火をこまめに行ってガスの無駄な消費を防ぐことも大切です。