ジャパンストレスクリア・プロフェッショナル協会は、代表理事 森優洵(もり・やすと)氏の著書『仕事・スポーツ・勉強のプレッシャーがなくなる本』を11月8日(火)にかざひの文庫より刊行した。

プレッシャーを感じる人が激増

厚生労働省の調査によると、正社員が強いストレスに感じる事柄のうち、「仕事の失敗、責任の発生等」は34.5%だった。これは「仕事の量45.6%」「仕事の質36.0%」に次いで3番めに多い。

しかし、契約社員という立場になると、「仕事の失敗、責任の発生等」にストレスを感じる割合が一番高く、33.9%という結果になった(※)。

コロナをはじめとして、予期せぬことが起こり、解決できない問題、解決策がわからない問題が増えているなか、「それでも結果を出さなければいけない…」というプレッシャーを感じる人が激増している。

結果として、「失敗をしたらどうしよう」という“失敗”を怖がること、つまりプレッシャーが、「仕事」「受験」「スポーツ」の結果にも大きく影響を与えてしまっている。また、こういったプレッシャーが心に不調を訴える人が増加している要因にもなっている可能性がある。

そんな現代社会を生きる我々が能力を発揮し、健康的に生きるためには、プレッシャーをうまく扱うスキルが不可欠といえるだろう。

プレッシャーを味方にベストを尽くす


著者の森優洵氏は、プロコーチ歴21年、ストレスクリア心理学を確立して8年という経歴をもち、これまでにのべ5万人のプレッシャーを外すサポートをしてきた。そんな著者が「プレッシャーを『使いこなせる』ようになる人が、ひとりでも増えること」を願って執筆したのが同書だ。

同書では、不安や緊張などのプレッシャーの正体を知り、どう受け止めたらいいのか、まったく新しい視点で、すぐに効果を感じられるメソッドが紹介されている。


たとえば、【プレッシャーを小さくできる4つの法則】の項目では、「1.長期的に考える」「2.本質的に考える」「3.多面的に考える」「4.具体的に考える」の4つの法則を紹介。視点や考え方を変えることで、プレッシャーを小さくできると解説されている。

同所の価格は1,650円(税込)、amazonにて購入できる。


なお、著者の著作は、ほかにもかざひの文庫の『9分で悩みが消える心理学入門』などがある。

ビジネスシーンはもちろん、毎日すさまじいプレッシャーのなかで挑戦し続けるスポーツ選手、そして、本格化する受験シーズンに向けて、大切な試験を控えて猛勉強をしている受験生とその親など、プレッシャーをうまくコントロールしたい人はぜひ読んでみては。

■仕事・スポーツ・勉強の プレッシャーがなくなる本
著者:森優洵
定価:1,650円(税込)
出版社:かざひの文庫

※「令和3年 労働安全衛生調査(実態調査) 結果の概況」 厚生労働省 令和4年7月5日公表

(オガワユウコ)